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テーマ:鉄道雑談(1520)
カテゴリ:日常ネタ
去年の年末、大阪市営地下鉄の駅などで発行されるスルッとKANSAI対応カード、「レインボーカード」の偽造5,000円券が大阪市営地下鉄・阪急・近鉄の駅で十数枚見つかるという事件がありました。
利用者から「改札機や券売機で使えない」という申し出があり、係員がカードを交換して、回収したカードを調べてみると、このようなことが発覚したとのことです。 一人の人が一箇所で、というのではなく、複数件見つかっていることなどから、断定的なことは言えませんが、おそらくどこかの金券ショップに持ち込まれ、そこで買った利用者が利用しようとして・・・ということなのではないかと推測されます。 偽造されたカードは正規のカードと字体が異なるほか、路線図を描いた絵柄のうち、「関目高殿」の文字が「開目高殿」(関・せきと開・かいの違い)と誤植されているというそうです。 これを受けて対策が各種取られていると聞きます。 利用時、特に磁気不良などでカードの交換をする際のチェックを強化するということがまず挙げられます。そして社局によっては高額カード(5,000円券など)の発売を停止することも検討されているようです。 またICカードサービスの利用を呼びかけるとの対策もなされていますが、この点でまだまだ改善の余地大いにありといえるでしょう。 スルッとKANSAIに替わるICカードは「PiTaPa」、あるいはこれと相互利用しているJR西日本発行の「ICOCA」ですが、PiTaPaの弱点があるのか、スルッとKANSAIは相変わらず発売が継続され、それどころか積極的に発売され続けています。 対照的にパスネットはPASMO導入から1年以内に改札機での利用ができなくなりました。またJスルーカードも、ICOCA導入後は積極的な発売をあまりしなくなり、ついに利用がこの春で制限されます。 このPiTaPaの弱点を克服するには、大まかに言えば3つの対策があると言えるでしょう。一つは、スルッとKANSAIを導入しながら、PiTaPaが利用できない社局・路線区を一掃すること、もう一つはICOCAとの相互利用をアピールすること、さらに一番重要な対策はプリペイドPiTaPa・定期券PiTaPaのサービス開始にありと言えます。 現在のPiTaPaは申し込みが煩雑で、ベーシックカードを除きほぼクレジットカードが抱き合わせとなっています。さらに保証金を預託して使うサービスもあるとのことですが、ショッピングサービスが使えない致命的な欠陥があります。 プリペイド式があればこんなこざかしいことをしなくても、すぐに発行してくれてすぐに使えるので、これに大きな魅力を感じる人は多いでしょう。 私もJR西日本の駅でICOCAを購入しましたが、きかれたことといえば「記念カードがいいですか、それとも普通のカードがいいですか」ということだけでした。そしてものの5分もせずICOCAを受け取り、即日使いました。 この気軽さを、是非PiTaPaカードでも味わいたいものです。 ランキングへおながいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.16 14:04:34
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