テーマ:戦争反対(1187)
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昨日、楽天棲息(注1)J.S.Fのブログで興味深いやり取りを目撃した。
とある人物が「お前らプロ奴隷はな、2ちゃんで職業ウヨに騙され、個人ニュースサイトでも騙されてる馬鹿なんだよ」と発言し、それに対してプロ奴隷が「ソースを見せろよ、電波だろ、陰謀説だろ」と罵っていたのである。 まあいつもプロ奴隷を罵倒している当ブログであるが、私個人としてはだが、ソースもないのにそのような「騙されるんだよ」などという話をされては言われた側として「電波だろ、陰謀説だろ」という気持ちになるのは致し方のない事と思う。 そこで結局ソースを明らかにしなかったその方に代わり、当ブログが事の詳細を「騙されている」人達に教えてさしあげようとと思う。 さて、事の詳細を知るには、「ちゆ12歳」というサイトに触れなければならない。皆さんはその「ちゆ12歳」というサイトをご存知だろうか。 CGで「ちゆ12歳」という架空のキャラクターを作りだし、それがネットでニュースを流すという設定のサイトである。 その内容であるが、、珍発明だのあるいはトンデモ本を笑ってしまおうとまあそういう「秋葉系おもしろ個人ニュースサイト」という感じである。 かなりの訪問者数があるようだ。だが、その正体を知っている人はそう多くない。私もそこまでITに詳しいわけではないのでただのオタクが暇つぶしにやっているものと思っていた。 しかしネットに詳しい知人の話によると、何とこのサイトは、とあるIT関連企業の社員ら複数人によって運営されているらしい。個人サイトではないというのだ。 しかも驚くべき事に、その管理運営に当たっている人間は別のヘイトサイト(差別主義のサイト・中国人差別)の運営を行っている企業とも関連があるというのだ(もちろん知人からは具体的な企業名とサイト運営者の実名も聞き出したが、こちらとして裏をとりようがなかったので詳細は省くことにした)。 更に、「ちゆ12歳」というサイト自体の内容も徐々にネットでの右翼的言論を煽る方向にシフトし、いつのまにか「秋葉系ウヨ・朝日新聞叩きサイト」というような内容に変化しているという。 つまりこの日本には「ちゆ12歳」を筆頭にネットジャンキーな若者に右派思想を煽るビジネスが存在するというのだ。 たぶんJ.S.Fのブログに出現された方もこの事を指摘していたのであろう。 プロ奴隷(ネット右翼)と呼ばれる偏狭な右派思想に染まり必死にネットでの迷惑行為を繰り広げる人々の存在は私が以前からとりあげてきた。そしてそいつらがかなりの割合で「秋葉系」な奴らだというのも判明していたのだが、この話が事実ならどうやらその謎も少し解けそうだ。 右翼思想+秋葉系で商売する人達、それに釣られる人達。なるほどな構造である。 ちなみミリタリー+秋葉系でリアルに商売する人達もいるそうで、これもプロ奴隷に軍オタが多い理由の一つだろうというのは以前に書いたが。 ともかくも個人的趣味、興味にプロパガンダを混ぜ込むというのは一番効率的な方法でナチも使ってた手段だ。つい最近のルワンダでの虐殺も日頃陽気な音楽やニュースを流していたラジオ放送が煽った事がかなり影響していると言われている。プロパガンダに免疫のない純粋な秋葉系青年たちはころっと洗脳されたのだろう。で「僕達は目覚めたんだ」と勘違いしていると。 それにしてもなぜIT企業(注2)が右派思想の大宣伝を行っているのか(それは2ちゃんねるにも言えるが)。そこがかなりの謎だ。 私の推測としては結局のところネットでの右派思想ってのは単なる差別主義であって、そういうのはどの既存メディアも当たり前に扱いたくない。「ヨン様死ね」とか「中国人は極悪」とか現実のメディアでは決して報道しない。だから差別主義者が情報求めネットに迷い込み、それをビジネスにする企業が生まれ、更にそうとは知らず、まんまと企業に釣られて差別主義者でない秋葉系の人間までプロ奴隷化してしまうのではと。こういうところではないかと思っている。 ただ現実世界のメディアでも露骨な差別主義ではないにしても右派的論調は非常に強まっている。 読売、産経の自民プロパガンダ報道は論外だが、毎日、朝日新聞、それらの系列テレビともに、その最近の御用メディアぶりには非常に左派からの批判が強い。 ゆえにそれらを批判し、独自の視点を探るメディアがリアルにもネットにもあってこそ世の中バランスがとれるというものなのだが・・・。なかなか現れないところに私としてはこの国の人材不足、そして国の没落を感じてしまうのだ。 上記記事は ▼本宮ひろ志先生を支援する勝手連(通常時・ネット右翼問題を考える国民会議)より許可を得て転載。 (注1)「楽天棲息J.S.F」という記述については、原文では「楽天棲息プロ奴隷J.S.F」である。しかしより多くの人、つまりプロ奴隷と罵倒されている人々にも読んでいただきたいと思い、ここでは修正表示を行った。 (注2)一応伝聞情報ではあるが、このIT企業は今は別のかなり名のしれた企業の一部門に吸収されたということである。 (注3)上記記述に対しては以下の指摘があったため、指摘の通りに内容を修正するとのことである。
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Last updated
March 13, 2005 12:58:35 PM
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