世界潮流

最近ネットのあちこちで必死に朝日新聞の悪口、しかもレベルの低い物を書きこんであるのをみる。

一方、週刊新潮や週刊文春などにも朝日新聞への中傷が書かれていたりする。

普通の人がそれを見ると「ネットでも実社会でも悪口が。朝日新聞ってそんな悪い新聞なんだ」と思ってしまう。しかしそれこそ「奴ら」の狙い目なのかもしれない。

「奴ら」とは誰か。すなわち宗教右翼関係者である。宗教右翼とは自民党の支持母体になっている宗教団体の事である。宗教右翼は多数あるがその中にはあの「霊感商法」で有名な統一協会も含まれる。

実はその宗教右翼のとある団体に特に書籍でのプロパガンダに力を入れているものがあるのだ。やり方としては、左翼政党やそれを支持する人々、あるいはリベラル系マスメディアへの中傷、あるいはアジア諸国への中傷を書いた書籍を大量購入しベストセラーにしていくというものである。事情を知らない人々に「この本は売れゆきがよい。ベストセラーだからぜひ読むべき」と錯覚させるという手口である。

そして一部の週刊誌に朝日新聞への中傷が書かれるのもそれらの団体が絡んでいるといわれている。つまり「朝日の悪口を書くと(宗教右翼が大量購入してくれるので)売上が急激にアップする」というのである。だから事実を捏造してでも朝日叩きをすると確実に儲かる。朝日叩きは止められませんなというのが実態らしい。

この宗教右翼の手口は旨い。事情を知らない人はまさかそれが宗教右翼のプロパガンダとは思うまい。プロパガンダをそのまま鵜呑みにして個人でネットに朝日新聞の悪口を書きまくっている奴もいるかもしれない。

ところでそのネットでの朝日新聞の悪口についてであるが、この朝日新聞叩きをネットで行っている連中の主張する内容というのは宗教右翼の主張とまるまる同じで、しかも宗教右翼がキャンペーン（例えば特定の本の大量購入）などを始めるととたんにその本についての話題を必死にネットのあちこちに書きまくるのだそうだ。

それともう一つ、ネットで朝日新聞を叩いてる奴は安倍晋三への批判に極端に反応するそうだ。そして気味悪いほどに安倍晋三の発言とネットで朝日叩きを行ってる連中の発言は同一のものだという。安倍晋三といえば宗教右翼を束ねている「日本会議」の国会議員懇談会幹部として名前が登録されている人物で、しかも父は統一協会と「勝共連合」を通して深い繋がりがあったとされている人物だ。

つまり実社会でみる朝日叩きにもネットで朝日新聞を叩いてる奴の裏にも宗教右翼の影がちらついているということなのである。

ただこれらはネットや書籍の大量購入といった「足がつかない」プロパガンダなので宗教右翼が暗躍している確たる証拠はなかなか提示できないかもしれない。

しかし我々は常にこれらの現象を目にした時は「そういう奴らが裏にいるのかも」という意識をもって接する必要があるということだ。情報の裏にあるものを考える必要があるのである。


捏造の日本史より

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