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カテゴリ:漫画
Biomega(4) 出ましたよー、鬼才・弐瓶勉の最新刊『バイオメガ』第4巻! 西暦三〇〇五年 人類は 七世紀ぶりに 火星への 有人飛行を 成功させた 半年後の地球、5時間前に"危機的状況"に段階更新され封鎖された人工島9JOに東亜重工から浄化作戦の支援に派遣されてきた合成人間の庚造一と女性型A.I.カノエ・フユ(庚班)。 イオン・グリーン17歳を発見、N5Sウィルス適応者の少女。熊のコズロフと同居していた。 技術文化遺産復興財団(DRF)の下部組織・公衆衛生局の強制執行部隊と対峙。 造一とフユが800年前に太平洋上に建造された人工島9JOに来た本当の目的は適応者の発見と保護。最早「研究」するには手遅れ。昨年DRFが火星に送った探査船が28時間前に地球に戻ってきた。胞子を撒き散らしながら_ DRFは東亜重工に協力しない。そして火星にN5Sウィルスがあることを知っていた。 島から軌道大陸間弾道ミサイル13基が発射された。 東亜重工は墜ちた_ 庚班、本土に集結したCEUの主力部隊と交戦。 東亜重工本社が自爆により消滅 公衆衛生局は<ドローン禍>の 全世界拡散を確認したと発表 直後 技術文化遺産復興財団が 世界統一政府発足を宣言 イオン・グリーンの追跡を再開する庚班。 N5SVへの感染を「洗礼」と称し、マスクの着用は第一級の反逆罪となった。 東亜重工には借りがあると、コズロフに助けられたヒノト・タイラ。 DRFは<新しい人類>に生まれ変わろうとしているのか_ 壬二銖、ミズノエ・シン(壬班)に拘束されるコズノフ。火星で<ドローン禍>の起きた7年後の西暦2272年、マイクロボルトいう会社が設立された。現在も生きているMV社の創設メンバーの名はレーフ・グリゴリエヴィチ・グレブネフ、コズノフの父。 確かめたい。こんな世界をもたらしたのが自分の父なのか_ 庚班はイオン・グリーン救出の為大陸繋留索へと乗り込む。 だがDRFは真の適応者を発見し、人類総改換計画に必要なものは全て揃っている。手遅れではないのか? レーフは186年前、失踪する前にDRFからある物を持ち出していた。それはN5SVと同じか、それ以上に危険な物、レーフが封印した「逆相写像重合体」_ そして避難場所となる大陸繋留索は今も定期的に軌道修正していた。 DRF総主ニアルディが逆相写像重合体を使用した。公衆衛生局全所員は72分以内に隔離施設から退去せよと命じられる。交渉には応じない。DRFの内部分裂が始まる…。 イオン・グリーンはまだ第3MSCFにいる。壬班と連携しながら急行する庚班。 黒川博士が最後まで漏らそうとしなかった複脳式弾体加速装置が使用される。最後の隔離壁が破られDRF本部部隊が侵入、だがナレイン将軍に呼びかけを行う段になり昏睡状態を維持していた転送元の脳が覚醒した。 ニアルディとナレインには根本的な思想的相違があった。 「種族全体の不老不死に存続可能な発展などありえん」と言うニアルディに 「違う………不老不死こそが…人口統制なのだ…」 と答えて果てるナレイン。 ウィルデンシュタイン博士は開発中の薬をナレインに投与した。記憶を保持したまま肉体を不老不死にする薬_ 巨大な脳集波を察知した庚班。大永久生命ナレインとして甦った合成人間。逆相写像重合体の触媒にする為にDRF艦がドローンを散布する。散布機構を搭載した機体が七千機既に全世界で作戦を実行している。人類総改換計画を止めることはもう不可能なのか_ 待望の第4巻、#25-30、「ウルトラジャンプ」2008年1月号掲載分までを採録。 脳に大きな損傷を負った黒川博士に脳同調するフユ、だがナレインに非戦闘員を乗せた船に乗って大陸繋留索に避難しろと促される。ナレインが語る<ドローン禍>の謎と歴史、それは異能者であるニアルディ、吸収した物全てをコード化し胚珠の「望み」を実らせる"復物主"に集約される。 レーフの部屋から不老不死のリルオードの写真が見付かる。 ニアルディが脳集波を船にぶつけようとした時、胚珠が反応し受精が始まる! 飛ばされた先、そこは表面重力加速度が地球の半分もない、太陽系ですらない場所。どこの星系かも分からない_ そして全長48億キロメートルの巨大な構造物。そこで庚班はDRF(何故!?)に追われている兄妹を助ける。 追っ手のDRFを調べると知らない言語、過度な身体改造。脳同調して言語基体を同期させると追われていた兄妹は「ブーツ」と「ヤー」と名乗った。君達は誰に造られたのかと訊くと「母親」と答えた。「俺たちは人間だぞ!」と言われ驚愕する造一とフユ。その少女には「子宮」があった_ こうしてあらすじだけを淡々と書いてもスケールの大きな独特の世界観に圧倒されますね。 造一とフユが「飛ばされる」一連のシーンの大胆なコマ割りの流れは見事の一言です。 造一の駆るバイクは機械ではなく感覚として「馬」に近いんですが、第4巻は本のみの他弐瓶勉造型によるプラモデル付きも発売されました。 私はプラモをつくることができないので本だけ買ったんですが、帯の裏に「ウルトラジャンプ」3月号で「塗装完成品」のプレゼント企画のことが書かれてました。 漫画単行本が590円+税というのは割高に感じられるかもしれませんが、カラーの折り込みポスターが付いて、本誌でカラーだった頁が4色で採録されているのでかなり豪華です。 ウルトラジャンプ 2008年 02月号 [雑誌] ウルトラジャンプ 2008年 03月号 [雑誌]にて連載中。 http://ultra.shueisha.co.jp/ 『アバラ』は(上)(下)で完結してるのでお勧めです。私はここから入りました。 透明ブックカバーはこのサイズ 透明ブックカバー☆B6版用ブックカバー(5pack)☆ 透明ブックカバー☆B6版用ブックカバー(10pack)☆
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最終更新日
Feb 21, 2008 11:12:17 PM
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