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テーマ:アニメあれこれ(26109)
カテゴリ:DVD
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 4 Vol.4まで出ました。全6巻なので、もうすぐ終わってしまうと思うと少し寂しいですね。 「狙撃」「冷獄」の2話を採録。 Vol.1に関しては(★) Vol.2に関しては(★) Vol.3に関しては(★) Vol.5の予約始まってます 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 5 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 5(初回生産限定) 兵員の輸送船は旧作と同じデザインですがAT輸送機は新デザインですね。TVシリーズや旧作OVAでは主に惑星間の戦闘(宇宙戦)を描いていたので惑星上の地上戦メインになる今作の為に新たに創った物でしょう。 第2巻のライナーノーツに「いまはVol.4収録の第8話で繰り広げられる雪原での戦闘シーンを作っていますが」とありましたがこのシーンは凄かったです。 OPを注意深く見ていたら現在放映中の「ゴルゴ13」のTVアニメのアンサースタジオの名があったのですが、第7話「狙撃」では弾道等の要素の描き方にこだわりを感じました。 バーコフ分隊を乗せた輸送機が不時着して狙撃されるシーンで敵(ギルガメス軍浄化委員会)からの通信が国歌らしき曲と共に入り、その曲を聞いた分隊が反射的に起立しているので(実際に起立しているのはコチャックと副操縦士の二人ですが)、この曲はやはりギルガメスのどこかの惑星国家(メルキアかな?)の国歌なんでしょうね。 ギルガメス軍浄化委員会の要求は死神シラスコ(ゴダン)の引き渡し。 自分を売ったのはキリコではないかと疑うゴダンですが、第2話「ガレアデ」の時点でキリコとゴダンの間にはある種の「信頼関係」も築かれていますね。 AT射出後のBGMは新曲でした。やはり「ペールゼン・ファイルズ」のサントラ出して欲しいですね。 敵を捕虜にするのではなくためらいなく射殺するゴダン。彼の粗暴なキャラクターと「自分だけ助かる為には何でもする」と云う性格は序盤からかなり丁寧に描かれていました。 「死神は、シラスコだけじゃなかった… 俺達五人の男が 揃って死神だった… 暗い空…この先極寒の空の下には 地獄の様な戦線が口を開いて 俺達を待っている筈だ…」 そして黙々と行進する5台のAT... 完璧さを追求すれば此処に成る 此処には高い塀も無ければ、深い掘りも無い 高電圧の柵も無ければ、看守さえ居ない 在るのは澄み切った大気と穢れ無き氷のみ 零下八十度…吐く息どころか内臓さえも凍る …酒をくれ…五臓六腑を焼く酒をくれ… 次回、「冷獄」 恨み辛みの言葉さえ固まる 次いで第8話、全軍が撤退した最前線基地M7でワップ上等曹長が少尉に昇格されます。 M7基地司令官のユーグントとフラー副司令は冒頭からかなり丁寧に描かれていたのに第3巻「異能」のラストでまるで捨て駒(事実、物語上では「捨て駒」なんですが)のようにあっさり殺されたのが印象的でした。 少尉の階級章を鏡に映して喜ぶワップの後ろ盾が第18騎兵師団司令官だけなのがすごく哀れです。 任務遂行の為にバーコフ分隊の資料を手渡されるワップ少尉。その資料によるとバーコフはかつてギルガメス軍中尉で降格されていた。 ギルガメス軍極北最前線基地に到着する分隊。 第2話「ガレアデ」でバーコフ自身が自分は天文学に関心があると上官に答えていますが、第6話「異能」でポリマー・リンゲルの大爆発があり、それに伴い惑星全体を覆い尽くす異常気象が発生する事になります。ワップには読み取る事のできなかったデータをバーコフは理解します。 この作品は「野望のルーツ」とTVシリーズ第1話の空白部分を描いているわけですが、キャラクター一人々々が本当にきちんと描かれています。例えば「尋問」「異能」でMRCの過剰使用でペールゼンは自力で歩けなくなりますが、TVシリーズ「ウド」と「クメン」の中間部分を描いた「ザ・ラストレッドショルダー」でペールゼンは杖をついてます。 そして例の「雪原での戦闘シーン」です。 敵バララントの撃ってきた弾がほとんど当たらずバーコフ分隊の撃った弾ばかり見事すぎるくらいに命中してますが、キリコ以外の4人は異能者ではない可能性が高いながらもペールゼンが選出した「生存率の高い個体」なのでこういう戦闘シーンもまあ「あり」だとわりと納得できます。 CGで描かれたATと足下の雪のレイヤー、飛んでくる弾が見事な画面を創り出してます。 コンピュータアニメだといくらでもレイヤーを重ねられるので背景、CGのAT、雪、爆発、砲弾、破片…で凄い画になります。 異常気象は惑星規模の「環境の変化」であるわけですが、ペールゼンの結論「異能者は自身の環境を変える、彼等は環境と観察者に影響を及ぼす」とどう絡むのか注目しています。 時々何と言ったのか正確に聞き取れない台詞(小声だったり)があるので日本語字幕付けて欲しいな、とは思います。 「逃げ場のない白い監獄 それが、俺達の辿り着いた居場所だった」 其の間に在る限り無く薄い不安定な一線 震える狂気と才能が其の臨界を探る 信じるか、信じられるか… 賭けるか、賭けきれるか… ポリマー・リンゲル液… 俺達は此処まで此の鉄の血液に運命を託して来た だからこそ… 次回、「ダウン・バースト」 しかし 生き延びたとして其の先がパラダイスの筈は無い… ライナーノーツには塩山氏のインタビューが掲載されていて、「キリコ」と云うキャラが四半世紀の間で(自分の中でもファンの中でも)「成長」していて、だけど「ペールゼン・ファイルズ」は時系列的にTVシリーズ第1話以前なのでその辺を意識したような事が書いてありました。 「目で威圧する」事などですね。 「赫奕たる異端」でのコールドスリープも加算すると40歳になりますね(笑) 「EMOTION FAMILY CLUB ポイントシステム」対象商品なので同梱されているシリアルナンバーでポイントが貯まります(1,120pt貯まりました)。 既発売1~4ぐるぐる王国で20%OFFです(「新作」である間は楽天ブックスの26%OFFが一番安いですが「旧作」になると10%OFFになってしまいます)
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最終更新日
Apr 25, 2008 09:43:24 PM
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