|
カテゴリ:カテゴリ未分類
ZAI2月号P92~94の抜粋
「はじめての不動産投資」 ~ZAI記者は不惑を目の前にしてとうとう区分マンション6部屋のオーナーになりました。ところがここからが大変だったのだ~ 「表面利回り14%は、もちろん満室時のこと。3500万円で購入した(1ルームの区分マンション)6部屋の家賃合計は月40万円だが、2部屋空くと、途端に利回りは9%台に落ちてしまう。区分マンションは、管理費と修繕積立金の支払いがある。ローン返済19万円を差し引くと手元に残るお金はわずか3万円程度。固定資産税が月々2万円かかるのでほとんど儲けが無い。これはヤバイと空室対策を始めることにした。」 その後、リフォーム費用で5万円発生。 以下記者の感想。 「物件を買うまでが不動産投資だと思ったが、買って初めて保有コストの存在に気付いた。表面利回りは最大利益でそこから費用発生で利益が減る。空室は本当に怖い。支払い以上の利益が入らないリスクは本当に恐怖だ。」 私の感想 マネー雑誌の不動産賃貸物件を買ってすぐか1~2年の投資家を載せている事が多い。そして物件の表面利回り12%などと書かれている。毎月満室で受け取れるはずも無く、必ず空室が出る。 購入間もなくというは、結局「新婚ホヤホヤのカップル」を取材しているのと同じである。その時点がピークで後々冷えていく。だから、間に受けてはいけない。今が一番楽しい時期だからだ。 満室でしょう。リフォームも楽しいでしょう。物件は古くなってないでしょう。 かわいいでしょう。プレゼントも喜んでくれるでしょう。ケンカなんて考えたことも無いでしょう。 「いかに相手を繋ぎとめていくことが出来るか。それを長く維持できるか。」の共通項。 それにはコストが掛かる。実に長い道のりとなるのであり、基本買って終了の株とは全く違う。(本当は嫁も物件も10年以上持っているくたびれたオヤジも特集しないといけない。しかし、もちろん夢も希望も無くなっているので取材にはならない) 毎年毎年規則正しく、年率7%上昇して積立株式投資していけば1億円という摩訶不思議な記事と同様、雑誌の煽りは「今起こっていることが20年~30年続くという前提で物事を考えてしまう。それはおかしい。」という基本的な批判が欠如していることが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|