伊勢湾台風上陸 26日の日記
クロニクル 伊勢湾台風上陸1959(昭和34)年9月26日58年前のことです。奇しくもこの1年前、59年前の翌日27日には、静岡県伊豆地方に大きな災疫を齎した狩野川台風が襲来していますから、まさに2年続けての災疫でした。この日、死者・行方不明者合わせて5,101人という、明治以降で最大の被害を齎した伊勢湾台風が襲来しました。 伊勢湾台風は、最大瞬間風速48,5メートル、風速30メートル以上の暴風圏が、半径300キロメートル以上という超大型台風でした。この日紀伊半島潮岬付近に上陸すると、時速70キロメートルの猛スピードで北北西に進み、岐阜・富山両県を通過して、いったん日本海に抜け、翌27日には、東北地方に再上陸し、合わせて39道府県に大きな被害をだしたのです。被害家屋は50万戸、被災者数は1,532,954人に及びました。 特に被害が大きかったのは、愛知県と三重県で、伊勢湾台風の襲来と満潮の時間が重なったために、5,3メートルという高潮に襲われたこと、また木曽川、長良川が決壊して、桑名市は、全市が水浸しとなり、三重県川越村では、1,500戸が全滅の憂き目を見ました。