テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
映画の話じゃないですよ。
地球に近づいたすい星の核に衝撃弾を打ち込んで、彗星の構成物質を調べる宇宙実験です。 アメリカ独立記念日の7月4日、NASAが実施します。 この日、世界中の望遠鏡が一斉に一つの天体に向けられることになります。 衝撃で飛び散った物質を観測するためです。 世界中の宇宙に対する『眼』がひとつの対象に集中するのは、おそらく木星にシューメーカー・レビー彗星が衝突した1994年以来ではないでしょうか? 探査機「ディープ・インパクト」から発射される衝撃弾は銅製で、重さ370キロ。 秒速10キロメートルという凄まじいスピードで打ち込まれます。 銅は比較的柔らかい物質なので、彗星表面が予想より脆く、柔らかくない限り、衝突の瞬間にその運動エネルギーのほとんどすべてを衝撃に変換するでしょう。 彗星の核は汚れた雪だるまと言われ、氷や岩の固まりで表面は岩石などの殻で覆われていると考えられています。 この衝突で、彗星の表面には深さ25メートル、長さ100メートルほどの穴があき、内部の氷が太陽熱で蒸発してちりやガスが放出されると予想されるとのこと。 さて、どんな風に見えるのでしょう? 衝突で明るさが増したり、尾が伸びるとの推測もありますが、彗星の殻が予想以上に厚かったり、軟らかくて衝撃弾がもぐってしまえば、何の変化も起こらないとのこと。 専門家も「ぶつかってみないと何が起こるかわからない」と話しているそうです。 おそらくは、今年一番の天体ショーになるでしょうね。 楽しみなようで、怖い気もします。 ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ 願わくは、眠れる彗星怪獣の目を覚ましてしまうことだけは避けて欲しいものです。 ↑個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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