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怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】

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2005/10/05
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カテゴリ:鑑賞
『man-hole』
鈴井貴之監督作品

man-hole(マンホール)

最初、登場人物が気に入らなかった。
正直、観ているのがツラい。
自己中心的な連中ばかり出てくる。

自分本位な正義感を振りかざすヤツ。
社会的地位が至上のものだと信じているヤツ。
世間体ばかり気にして、言いたいことが言えないヤツ。
現実に目をそらし、逃避ばかりしているヤツ。
・・・・・・etc.

みんな、中途半端な連中ばかりだ。
妙にイラつく。
何故だ?
・・・・・
・・・・
・・・
何のことはない、
自分もそんな中途半端なヤツだからだ。
『同族嫌悪』
なんて言葉が脳裏に過ぎる。

ああ、そういうことか。

物語は、穢れた存在を封じ込めるようにマンホールの蓋が閉ざされるところから始まる。
それは『パンドラの函』
災厄は、地に蔓延っているのかもしれない。
今更封じたところで、詮無きこと。
世に『希望』の文字はない。
もしかしたら、それは封じられた『パンドラの函』奥深くに隠されているのかも知れない。
誰がそれを探し出す?


二人が『夢のマンホール』を探し始めたところで、なぜだか苦痛はなくなった。
不思議である。
物語に吸いつけられていく自分がいる。

マンホールは見つかった。
蓋が開けられる。

果たして、『希望』は開放されるのか?
それとも、残されていた『災厄』ばかりが地に満ちるのか?

そして、


鑑賞後、爽快感が心を満たしていた。

すべてが解決されたわけではない。
夢が叶ったわけでもない。
でも、なんだろう。
不思議と清々しい気分だ。


たとえ暗い穴倉の中に佇んでいるのだとしても、見上げれば、そこにはほんのわずかかもしれないけれど、『夢(きぼう)』が広がっていることだろう。
あの、北の大地を覆っていた、澄み切った青空のように・・・・・・・。



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最終更新日  2005/10/06 07:39:33 PM
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