怪鳥の【ちょ～『鈍速』飛行日誌】

　宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）は２３日、国際宇宙ステーションに水や食料、実験装置などを運ぶ「宇宙ステーション補給機（ＨＴＶ）」の試験用試作機を、筑波宇宙センター（茨城県つくば市）で初公開した。

写　真
＜毎日新聞＞

ＨＴＶの構想は、随分以前からありました。
当時、スペースシャトルの現状を予想する方がいらっしゃったのかどうか判りませんが、やはり自前で飛ばすことも考えることはしていたんだと思います。（チャレンジャーの前例があったから・・・・・）
補給用だけでなく、「きぼう」本体も・・・・・・というのは、さすがに無理？(^_^;)

ちなみに、Ｈ－２ロケットがあるんだからパワーアップして上げればいいじゃん！
と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、エンジンが２段しか付いていないロケットでの軌道変更は無理なんですよ。
いくら、再点火可能な第２段エンジンを持っていたとしてもね。
まず、ロケットで低軌道に上がって、その後目的の軌道に遷移するための輸送システムが必要なんです。
それがＨＴＶ。

Ｈ－２ロケットが工場間を移動する大型輸送トラックに例えるなら、ＨＴＶは工場内で積荷を目的の場所まで運ぶフォークリフトのようなもの。
軌道変更システム（ＯＭＳ）と姿勢制御スラスターを備えた、宇宙空間専用の、まさに『宇宙船』です。

将来は、このような宇宙専用の機体が複数のステーション間を飛び回る日が来るんでしょうかねぇ・・・・・。(-.-)



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