テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
最近公表された資料により米空軍がロケットなどを使わないで衛星を軌道上に打ち上げる新技術の研究・開発を進めていることが明らかとなった。
この技術は「ローンチ・リング」と呼ばれるもので米ローンチ・ポイント社と共同研究を進めているものとなる。 このアイディアの原理は非常に簡単だ。SFの世界ではレール・ガンというものがある。電磁誘導により物体を加速させて射出させる装置となる。これとほぼ同じように磁力をを利用して物質を加速させて衛星などを打ち上げようというものとなる。 <テクノバーン> アイディアだけなら、かなり古い『マスドライバー』ってヤツですね。 嗚呼、懐かしい。 「ドラグナー」とか知っている人は、同世代かも?! SF小説だと有名なのは「月は無慈悲な夜の女王」・・・・・読んでないけどさ。(^_^;) 個人的には、「妖精作戦」かな。 もちろん、大元はジュール・ヴェルヌの「月世界旅行」になるんでしょうね。 アレは大砲だったけれども、それがレールガンだのリニアモーター式になっただけの話。 正直、マスドライバー単独で宇宙輸送システムを構築しようとするのは無理だと思いますよ。 記事で問題にしている加速Gもそうだけど、大気のある地球上で脱出速度まで加速しようってのは、空力過熱と衝撃波の問題が立ちはだかりますからね。(後者は「ソニックブーム」の発生も致命的ですよ) いくらゆっくり加速したとしても、大気密度の濃い地上で加速すれば、どうなるかは火を見るより明らか。 (たとえ、砂漠のド真ん中に造るとしても・・・・ですよ) これって、初期加速だけで、ロケットの推進剤を節約するカタパルトじゃないのかなぁ・・・・・。 もしくは、大気のない月での実用化を視野に入れているとか・・・・・・。 まぁ、気の長い話ですが、技術自体はいろいろ応用が利きそうですからね。 空軍が研究してるのか・・・・・実は対弾道ミサイル用の巨大な対空砲だったりしないよな・・・・・(-_-;) 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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