テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
アメリカ国防総省(DoD:United States Department of Defense)は2月20日、制御不能に陥った偵察衛星「NROL-21(または「USA 193」)」に対し、ミサイルを命中させ、撃墜に成功したと発表した。
発表によると、アメリカ海軍はアメリカ東部標準時間2月20日22時30分(日本時間2月21日12時30分)、ハワイ西の太平洋に配備されたイージス艦「レイクエリー(Lake Erie)」から、海上配備型迎撃SM-3ミサイル(Standard Missile-3)を3機発射し、高度247kmの「NROL-21」に命中したようだ。 <sorae.jp> 先日から、数回に渡って本ブログでも紹介してきたアメリカのスパイ衛星迎撃ミッションですが、成功したようですね。 記事では3発発射になっているけど、1発だったんじゃ無いかな?英語は苦手なんだけど、元ネタの記事ではそうなってる感じ。 Navy missile strikes faltering spy satellite <Youtube> 懸念事項だった、ヒドラジンタンクの破壊も確認できたそうで、あとは破片が大気圏に突入するのを待つだけです。←果たして、どれくらいのデブリが軌道上に残ったのだろう?(-_-;) スパイ衛星撃破と破片拡散の精巧なシミュレーション <WIRED VISION> ↑小さすぎて、良くワカラン。(^_^;) にしても、世界に数十発しか存在しないと言うSM-3を、最悪複数発発射するつもりだった国防総省も、ある意味掛けに出たと言うところでしょうか?←単なる実験に比べて、今回のはより実戦に近いミッションですよ。成否はSM-3ミサイル自体の性能評価にも関わりますからね。(-.-) 成功して当然、失敗すれば非難轟々ですよ。 いろいろな政治的判断が働いたってことなんでしょう。 それでも、去年行われた中国の対人工衛星(ASAT)攻撃実験を激しく非難したアメリカですよ。 国内外からの反発は、必至でしょうね。(-_-;) <追記> 個人的には、秒速3~4キロメートルで弾道飛行するミサイルより速い速度(秒速7~8キロメートル)で落下してくる物体へ、弾頭を誘導した技術(キネティック弾頭を含む)を評価したいトコロです。 空から降ってくるのは、敵国のミサイルだけとは限りませんからねぇ・・・・・(^_^;) [DVDソフト] 妖星ゴラス 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/02/22 12:41:07 AM
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