テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
月の南極付近にあるクレーター「Cabeus(カベウス)」内部は太陽との角度との関係によってずっと光が当たらない状態(永久影)になっており、もしかするとこの中には水(低温なので氷の状態)があるのではないか?というように予測されていました。そのことを確認するため、2009年6月に観測衛星「LCROSS(エルクロス)」を打ち上げ、10月9日にブースターと観測機自体を月の南極部分にぶつけ、舞い上がったチリを観測して水があるか無いかを調べるというプロジェクトが実行され、その結果、氷が熱によって蒸発した水蒸気が観測され、なんと月には水がある、それも予想よりも多くの水がまとまって存在していることが判明しました。
<Gigazine> NASAの研究チームは「月面の水について、1か月前まで話題にしていたのは、スプーン数杯分だったのに、バケツ12杯分(およそ100リットル)もあった」と興奮しているそうなw(^.^) 先日紹介したNASAの探査機「LCROSS」による月面衝突実験の分析結果が出てきているようですね。 それにしても、多いですね。 コレは、次の月面有人探査の場所が決定したと言っても良いのではないでしょうか? 月面に存在する資源のうち、水はかなり貴重な存在のはず。 永久影の部分が、どの位の広さがあるのか知りませんけど、そこにはかなりの確率で水が存在するって事ですよ。 果たして、埋蔵量はどのくらいなんでしょうね? ・・・・・・まさかいくつもある永久影のうち、探査機をぶつけた「カベウス・クレーター」だけに偏在してるってコトはないよな?(^_^;) 日本の「かぐや」がシャクルトン・クレーター内の解析を行った際は、露出した氷(水の氷)を発見できなかったことから、おそらく地中に氷を含んだ層があるんでしょう。 分析が更に進めば新たな事実が判明するかも知れませんよ。 今後の発表にも、注目していきましょう。(-.-) ★送料無料★12%off♪超レア!お月様のカケラを胸元に・・!「月の砂・ティアバイアルペンダントトップ」登場!xmas2009xmas 【necklace】 <追記> こうなってくると、「カベウス・クレーター」の重要性が増してきますよ。 今のところ、多くの国が批准している『宇宙条約(月その他の天体を含む宇宙空間の探査及び利用における国家活動を律する原則に関する条約)』と言う物が存在し、「いずれの国家も領有権を主張することはできない」となっているものの、『月協定(月その他の天体における国家活動を律する協定)』を批准している国って少ないんですよね。(-_-;) ↑アメリカ、ロシア、中国はもちろん、日本も批准していない。 ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・紛争の火種になりそうな予感。(+_+) 宇宙法(特に月協定)に関しては、どこかの国が本格的に月資源開発を始める前に、しっかり議論した方が良いのでしょうね。(^_^;) 果たして、音頭をとる国が出てくるかどうか・・・・??(-.-) 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/11/14 07:52:15 PM
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