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怪鳥の【ちょ~『鈍速』飛行日誌】

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2010/11/03
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テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
米国フロリダ州にあるケネディー宇宙センター(Kennedy Space Center)で研究開発が進められている新打ち上げ構想は、上の写真のMagnetic Levitation(MagLev)システムなどを用いる、高圧電流と磁石を利用した電磁誘導の力で打ち出されるレールガン方式が採用される予定で、そこから発射される水素燃料を搭載したスクラムジェット機が超音速飛行をしつつ、一気に上空で人工衛星などを宇宙へと打ち上げる仕組みになっていますよ。
(地上の線路からマッハ10で爆速飛来する宇宙への打ち上げ専用ジェット機、NASAが開発中! : ギズモード・ジャパン)

電磁加速システムを使ったマスドライバーで、宇宙機の初速を稼ぐという方法ですね。
ずいぶん前から、構想だけはありますよ。
日本も確か、クリスマス島にバカでっかいリニアモーター式の宇宙機用カタパルトを造る構想を持っていましたよ。
若かりし頃、科学技術に夢と希望ばかりを求めていた僕も、そんな計画がいつかは実現される日が来ると信じていたものです。

しかし、現実は厳しい。

ホントに夢物語なんですよね。(-.-)
理論的には可能でも、いざ実現しようと思うと問題が山積みになり雪崩となって襲ってくるものなので。

その中でも大きな問題として、下記のようなことが想定されます。
・空気密度が大きい地表付近で、音速以上に加速するとデメリットが大きい。
 空気抵抗大きいし、衝撃波やソニックブームの問題発生。

・カタパルトで音速以上に加速できたとしても、機首上げして上昇するときの荷重に耐える機体強度が必要になる。
 宇宙機とは言え輸送機ですから、戦闘機のような機体強度は必要ないのが普通。
 カタパルトで加速するのは、燃料を少なくして離陸重量を抑えるためのものですが、機体強度を上げると、その分機体自体が重くなるジレンマ。
 
結局、離陸重量を軽くするために遷音速手前までカタパルトで加速する方式で落ち着くんでしょうね。
そうすれば水平発進が可能だし、離陸重量減らせる上に離陸時における脚の構造強度と滑走路の路面強度を考えなくて済みますから。
音速超えたり、スクラムジェット点火するのは、高度を稼いでからの方が効率が良いはずですしね。

果たして実際にはどうなるのか?!
・・・・・・・僕が生きているうちに、超音速で宇宙機を切り離す空中発射母機が実現するといいなぁ。(遠い目)


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<追記>
記事の中で、
Magnetic Levitation(MagLev)システムなどを用いる、高圧電流と磁石を利用した電磁誘導の力で打ち出されるレールガン方式』とありますが、これは間違いだと思います。
同じ電磁気力を利用していても、「MagLevシステム」はリニアモーターです。
レールガンだと加速度が大きすぎて、機体どころか中の人が持ちません。
なので、「リニアモーター方式」が正しいと思われます。

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是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)>
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最終更新日  2010/11/04 01:14:02 AM
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