怪鳥の【ちょ～『鈍速』飛行日誌】

　東京都の青少年育成条例改正案問題で、都は改正案を修正した上で、11月30日開会予定の都議会に再提出する。当初案で18歳未満のキャラクターについて「非実在青少年」などとした部分は削除した上で、刑法に触れるせい行為や近親間のせい行為などを「不当に賛美しまたは誇張」した表現を条例の対象とし、内容によって「不健全図書」に指定して18歳未満への販売を規制することができるとしている。
(「非実在青少年」を削除、再提出へ　都条例改正案 - ITmedia News)

とりあえず、「非実在青少年」と言う文言は消されましたが、問題となる表現に関する部分の曖昧さは、相変わらず。

あと、単純所持の規制に関する文言はなくなったみたい。
代わりに
「児童ポﾉﾚノを根絶することについて理解を深め、その実現に向けた自主的な取り組みに努めるものとする」
という、これまた曖昧な表現にｗ

これ、むりやり条例にしなくても、現行法で十分対処可能じゃないか？（-。-;）

なんか、「漫画」「アニメ」「インターネット」という文言を、どうにかして条例に盛り込もうとしているようにしか思えない。

何にしても表現に関する話ですよ。
「規制」より、「教育」でしょ。
大人が逃げずに、ちゃんと子供に「何が悪いことなのかを理解させる」教育をしようよ。

これじゃ、電車で騒ぐ子供を注意した人を使って「ほら、あの怖いおじさんが怒るからやめなさい！」っていう怒り方しているようなものだよ。
カッコ悪過ぎですっ！o(｀ω´*)o

＜追記＞
条例案に興味がある人は、下記にリンク先に全文（.pdfファイル）があります。

・修正案の全文

また、修正案の変更部分を分かる形で公開しているサイトがありますので、そちらも紹介します。

東京都青少年の健全な育成に関する条例【新条例】 - Google ドキュメント
（追加された部分を赤で、変更された部分を青で色塗りしてあります）

東京都のことですが、出版・放送関係企業が集中していますので、影響は全国に波及すると思われます。
自分のことと思って考えてください。
人事だと思って見逃して、あとで後悔しないようにしましょうね。

→《関連記事》『【続】都の青少年育成条例、改正案出る！』へ（2010.11.30追加）


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