テーマ:宇宙(894)
カテゴリ:航空・宇宙
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日、通信トラブルが発生していた日本初の金星探査機「あかつき」の金星周回軌道への投入に失敗したと発表した。JAXAは検討チームを設置し、詳しい原因を調べる。軌道を修正すれば6年後に再チャレンジできるため、それまで機体を休眠状態にして備えるという。
日本の宇宙開発にとって悲願だった地球以外の惑星周回軌道への探査機投入は、平成15年の火星探査機「のぞみ」に続き、再び失敗した。会見した計画責任者の中村正人JAXA教授は「重力のある惑星に(探査機を)投入するのは難しかった」と話した。 (「あかつき」金星軌道投入、6年後に再チャレンジへ - ITmedia News) 日本初の金星探査機「あかつき」ですが、残念ながら金星の周回軌道に乗せることが出来なかったようです。 軌道変更のための噴射が2,3分しか行われなかった模様。 残念です。(T^T) 現在、「あかつき」は太陽を周回する軌道に乗っており、次に金星の周回軌道への投入チャンスは6年後。 その時まで、一時休息ってことですね。 「はやぶさ」で盛り上がった宇宙開発への国内の熱気が冷めてしまうのは残念ですけど、6年後のチャンスに賭けるしかないですね。 不幸中の幸いですが、予定より少ない噴射しか行われていないということですから、推進剤の残りが多いということですよ。 万全の準備を整えて、6年後のリベンジに備えて欲しいと思います。 心配なのは、どうしてセーフホールドモードに入ったのか。 この原因は噴射開始2分30秒後に、X軸周りに360度探査機が回転したかららしい。(-"-;) そりゃ、スラスター止めないととんでもないことのなるわな。(^.^; ある意味、当然の結果。 問題は、なんでそれが起こったか、だけど・・・・・スラスターの損傷か、何かにぶつかったか・・・・・現状、不明のようです。 あと、これから6年間もの間、金星よりも内側になることもある太陽周回軌道に乗ったままだということ。 太陽に近いので、電源の心配はないですが、観測機器のなかにはデリケートな電子部品もあることでしょう。 それが、想定よりも長い間、太陽からの光や放射線に曝されるわけですよ。 果たして、6年後に問題なく作動するかどうか・・・・・こればっかりは、装置が壊れないことを祈るしかないですね。 ↑設計寿命とか、安全係数とか、経年劣化とか・・・・どこまで考慮されているのやら。(-"-) おそらくは、「はやぶさ」よりも困難な旅路になると思われますが、希望はまだまだあるってことで・・・・・。(^-^) <追記> 「はやぶさ」の帰還で、日本の探査機の優秀さや遠隔操作・自動制御の技術の高さは証明されましたが、惑星間航行に関してはまだまだですね。 それを考えると、アメリカは凄いです。 何機もの衛星を、火星軌道に投入していますからね。 ↑その分、失敗しているヤツも多いわけですが・・・(^.^; まぁ、なんにしてもこれで諦めずに続けることですよ。 「あかつき」にしても、次の探査計画にしてもね。 【25%OFF】[DVD] NHK DVD 宇宙の世紀 惑星探査と宇宙ステーション 【他に気になったニュース】 ・コミックナタリー - 平松伸二のジャンプ連載「ブラック・エンジェルズ」実写化 懐かしい作品の実写化が続きますね。 ・再生医療もここまで来たか! 脊椎損傷で体が麻痺して動けなかったサルが歩けるまで回復! 慶大。 : ギズモード・ジャパン 写真はチンパンジーだが、実際はマーモセット。サルの中では、小さい種ですよね。しれにしても、医療技術の進歩は凄い。 ・最近の子供の玩具にはメタルギアばりの暗視ゴーグルまである模様です(動画) : ギズモード・ジャパン 赤外線照射式らしいッス。 最近は、おもちゃも凄い!w 人気ブログランキングへ 航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^) 是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)> 宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/12/08 10:37:43 PM
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