怪鳥の【ちょ～『鈍速』飛行日誌】

『フリーター、家を買う。』
　フジ系 火曜夜９時～～～


【27%OFF】★【初回予約のみ】ミニクリアファイル付き！（外付け）［DVD］(初回仕様) フリーター、家を買う。DVD-BOX

本ブログ勝手に推奨作家・有川浩作品初めてのドラマ化です。
心配半分・期待半分で見始めました。
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・ドラマ、すげェ・・・。(・。・;

小説版と、設定は随分変わってしまいましたが、面白かったですよ。(^-^)

最近ドラマにハマることもあんましなかったけど、この作品は、毎回ドキドキしながら観ました。
さすが、１時間の連続ドラマなだけに、毎回『山』と『谷』があるんですよね。
小説版は、どん底に陥って、そこから成り上がって成長していく誠治の姿が結構痛快な感じでしたよ。
登場人物も少なく、主に誠二の姿を追っていたんで読者としては感情移入しやすかったのもあったのでしょう。
ボリュームも、単行本１冊分だしね。

しかし、ドラマではそうはいきません。
毎回１時間、それを計８話ですからね。←最終回だけ、ちょっと長かったけど。
登場人物も、小説版で名前の出てくる人物だけじゃ足りません。
「工事現場のおっちゃん」ではなく、名前のついた登場人物になりますよ。

元々名前のあった登場人物も、随分肉付けされてました。
より、現実に・・・・身近にいそうな人々になってましたね。

特に、姉の亜矢子は、なんとも人間臭くなっておりました。
ちょっと、びっくり。
小説では主人公の相対するキャラとして、カッコイイ、非の打ち所のないスーパーお姉さんとして描かれ、美味しいところを持って行ってましたが、ドラマではそうはいかなかったみたいね。
それぞれに問題を抱えており、それぞれのドラマがある。

それは父の誠一やヒロインの真奈美、他のキャラにしても同じ。
ほとんど原作通りなのは、母親の寿美子くらいだったと思います。
誠一も、原作では頑固だが一本筋の通ったキャラとして描かれていましたが、ドラマでは、かなりダメダメでした。

竹中直人好きだから、ホント作中の誠治と同じで「俺に失望させるなよ・・・・」という思いがフツフツと沸いてくるのを抑えながら観ていましたよ。(-_-メ)

でも最終回、
大悦社長と誠一が対面するシーン。
あれは良かった。(T-T)
有川作品の持ち味とも言える、『愚直だけど、なんだか凄くカッコイイ大人』が、うまく描かれていたように感じました。

実は、初回観終わって、ちょっと心配だったんですよ。

なにしろ、連続ドラマです。
１回目からエンディングの『引き』は、毎回物語の『谷』の部分で次回に続くじゃないですか。
あれがキツかったの。(T^T)

小説だったら、『引き』がどん底でも、ページを捲れば先に進めますからね。
まぁ、原作はネット連載だったからそうでもないんだけど、あれはあれで、毎回読む量が少ないから、ダメージが少ないかったんだよね。
ドラマは、へたすりゃ１時間掛けてコツコツ登ってきたトコロを、最後に叩き落として締め！・・・・・とか、平気でありますから。(・。・;

誠一に、女の影が出てきた回とか、Σ(ﾟДﾟ；ええぇぇぇっ！！って感じでしたよ。
・・・・・１週間の長さを感じさせられたものです。(^^;)

なんか、ドラマスタッフの思う壺にはまりまくった感はありますが、好きな作品のドラマ化がうまく行ったのは嬉しいですね。_(^^;)ゞ
平均視聴率も今季トップだったようですし、出来も一番だったんじゃないでしょうか？


【送料無料】フリーター、家を買う。

阪急電車も、良い作品になるといいなぁ・・・・・。(^-^)

個人的「有川浩作品」感想一覧


航空機写真を中心とした個人サイトです(^.^)
是非一度、お立ち寄りください。<(_ _)>
宇宙開発関連の写真や、アラスカ旅行記もあります。