保護家は大半の仔が、人間慣れしていなかった犬達ですが、

「犬は犬」だとひとくくりに見てしまうと、なかなか心を開きません。

人間と同様、一匹一匹「受け入れられる事」が違います。

みんなそれぞれ違う環境で育ってきてたのですから、

当然と言えば当然なのですが…

なので、その仔が何をどこまで受け入れられるのかを

時間をかけて観察して接して信頼関係を築いていきます。



のっぽさんは…産まれて数日後～管理所で育ちました。

三ヶ月管理所の犬舎で空も風も陽も知らずに育ちました。

レスキューした日、はじめて外に出た時の

驚いてた表情は、今でもはっきり覚えています。



他の兄弟たちは、直ぐに人間にも慣れてくれたのですが、

のっぽさんだけはなかなか…



顔も性格もお母さんの千夏にそっくりで、

不安な事があると、千夏母さんの側を離れません。



そんなのっぽさんが…

月曜日の朝、私にピョンピョン飛び跳ねながら甘えてきたんです！

「あんた本当にのっぽさん？」

急激な代わりぶりに、似ている兄弟「でんでん」と間違ってないか

自分の目を疑い確認してしまったくらいでした。



つい調子に乗って、手を伸ばすと…

「安心」「甘え」の気持ちがサッと「不安」に変わったのが

のっぽさんから強く伝わりました。



まだ疑心はあるんでしょうね。

とりあえず今はまだ手を伸ばすことはやめて、

のっぽさんが、手を受け入れるようになるまで

ひたすら受け身で待とうと思います。



のっぽさん、信じてくれてありがとう！





先日レスキューした腫瘍を抱えているコナン。



コナンはもう高齢です。

コナンの負担が大きくならない事を一番に優先したい…

麻酔をかけての細胞検査は、最初抵抗がありました。

腕だけの問題ではなく、悪性だったら他にも転移しているかもしれないし、

検査結果を待つ間に、進行していったら…とか考えると、

直ぐに切断した方がとも思いました。

だけど、良性だったらと考えるとあまりに酷な判断なので、

良性だと賭けて、願って…細胞検査を選択しました。



「コナンさん、この前来た時よりも表情が明るくなりましたね～」

そう獣医師さんから言われたことが、凄く嬉しかった…

保護家管理人と話し合い、コナンには特別な接し方を２人で考え、

その接し方を試みていたので、その判断は正しかったんだって…

触れるとビクッとして、カプンと来そうになってたのに、

顔をスリスリして、しっぽフリフリ甘えるようになったコナン…



コナン、信じてくれて本当にありがとう！



この活動は正直に言うと…

精神的にも体力的にも辛いと感じる事が多々あります。

時々、休みたいな～…と弱気になる事もあります。



だけど、24時間犬猫の事が頭から離れる事はありません。

人間不信だった子達の、日に日に心が解けていく様子を感じたり、

保護家の仔達は、いつも私を笑わせてくれたりします。

だから、続けているんだと思います。続けられてるんだと思います。

自分が、そのご褒美が欲しいから…

それが何よりものご褒美だから！

自分の心が気持ちよくなれるから！

みんなごめんね…休みたいなんて言わないからね。



辛い辛いなんて泣かないからね^_^;

※お願い事ばかりで申し訳ございません…
貼るタイプの使い捨てカイロ、フリースや毛布、
子猫用カリカリフードが不足しております。 

※子猫用カリカリフード
サイエンスダイエット、アイムス、ユーカヌバ、ロイヤルカナン、
アーテミス、アボダーム、ピュリナワン、
ファーストチョイス、プロプラン、メディファス、

「なぜ値段の高いフードを指定するのか」とご指摘頂きましたが、
保護家は多頭飼育なので、少しでもストレスがかかり、
免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなります。
普通のフードと、高栄養のフードをブレンドして
食べさせております。
できるだけ免疫力を高めるために、どうかフードの指定を
している事をお許しください。



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