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2015年10月28日
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この10年間、保護、啓発活動をしながら、

同じ志持つ各団体の皆さんと一緒に、

宮崎県に愛護センター設置を!と、訴え続け、

2017年にやっと愛護センター設立が決定しました。

愛護センター設置が決まった後、

何度も県、宮崎市と話をしてきましたが・・・

20151028a.jpg

現段階、宮崎県の出している計画では・・・

冷暖房完備、パドック付の檻に一匹ずつ、保護期限なし・・・

とても素晴らしい建設内容ですが、

宮崎県内の捕獲、持込の犬達みんなが入れるような

「愛護センター」ではなかったのです。



※場所によって生じる命の格差

県の愛護センターとは名ばかりで、

その犬がどこに住んでいたか、どこで捕獲されたかによって、

愛護センターには入れずに、冷暖房もなく、冬には凍死するような檻、

感染症が出たら蔓延する環境、陽に当たることもできない収容所「管理所」に

これまで通りに収容されていくのです。

20110831f.jpg

小林市、都城市、日向市、延岡市、高千穂町、

この管轄の犬猫は、愛護センターが出来ても、

今まで通り何も変わらないのです。

「なぜ県北と県西の犬猫を収容できない愛護センターなんですか?

保護期限が切れたら、各地で判定をして、合格した仔を愛護センターに

移動してあげれないんですか?」


と、本課に伺ったところ、もし犬が欲しいという人が居た場合、

宮崎市まで来るのは大変だから・・・との事でした。

各地で判定に受かった犬猫は、これまで通り各管理所に置く・・・と。

20120829c.jpg
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<2012年9月、長期の管理所生活で母犬のストレスが
子犬達に向くようになり、母子犬緊急レスキュー>

愛護センターが出来ると、

「中央動物保護管理所」の殺処分頭数は、

若干減少していくと思います。

収容される犬猫達の環境も良くなります。

ガス室での殺処分もなくなり、犬猫達の殺処分方法も、

本当の安楽死へと変わる予定ではあるそうです
(もちろん、殺処分そのものに問題もあるのですが…)。

ですが、管轄以外の場所で捕獲される犬猫達には、

人間が不自由する…という理由で、人間主体の理由で、

その権利さえも与えられないのです。


20130225i.jpg
<2013年2月殺処分>

※2014年度宮崎県の殺処分データ

●「宮崎県中央動物管理所」
 犬・202匹 猫・497匹

●「宮崎県西部動物管理所」
 犬・193匹 猫・422匹

●「宮崎県北部動物管理所」
 犬・300匹 猫・924匹


これは、宮崎県三か所の管理所で使用されている「処分機」です。

20151028b.jpg

宮崎県の処分機は、自動ではありません。

全て、その犬猫をお世話してきた職員さんの手作業なのです。

20151028c.jpg

「北部動物管理所」に至っては、収容所の中にガス処分機が設置され、

収容されている犬達から、ガス室に入れられる犬の姿、

苦しむ声、全てが見えるような構造になっています。



※職場によって出て来る仕事内容の格差をなくしたい。

宮崎県の各保健所の獣医師さんや職員さん達も、

殺処分ではなく、治療と保護に力を入れて頂くことが出来たら・・・と。

保健所を退職した獣医師さんはこうおっしゃっていました。

「殺すために獣医師になったんじゃない。

少しでも自分の手で変えられたらとこの世界に入ったのに…

限界を感じました」
・・・と。

衰弱した猫がいると、県民の方から通報があれば、

保健所が捕獲(保護)します。

職員さんの、懸命な治療と介護で回復する猫もいますが、

保護期限が切れ、引き取り先がなければ、殺処分という運命なのです。

20151028d.jpg

職員さんはその仔達を見ながらこう呟きました・・・。

「出来る事なら、許されるならば、回復したこの子達を、

不妊去勢手術をして、元の場所に帰してあげたい」
と…。

その言葉の意味は・・・私にはこう聞こえました。

「殺すために、この子達の治療をしてきたんじゃない!」と。


前に保健所の獣医師さんが言いました。

「治療の要る猫を自宅に連れて帰ると、娘が言うんです。

この仔を殺さないでねって・・・」


娘さんは、親の仕事を知っています。

自宅で治療をしている仔にも、

命の期限があるという事を・・・。

20150326d.jpg

今のままでは、「愛護センター」が出来ても、

同じ県内で勤務地によって、格差が出てきてしまいます。

全ての保健所の職員さん達が、

犬猫を「生かす」方向で、希望を持って、

働けるような職場環境をと、切に願います。

なぜ今を変えたいのか・・・?

これから10年後、20年後、今の子供たちが、

職員として各保健所に居る事でしょう・・・。

私達がつくりあげ、見て見ぬふりしてきた今の現状を背負うのは、

私達ではありません。今の子供達なんです。

20151028e.jpg

これまでも、県内の小中学校で講演をしてきました。

涙を流しながら問う子供、

涙を流しながらスクリーンの犬猫を見る子供・・・

この子供達が、犬猫の力になりたいと、保健所職員、獣医師になった時に、

どう思うでしょうか?どれ程苦しむのでしょうか?

この現状のまま、子供達に渡したくありません。

私たち大人が子供たちに渡すバトンは、

未来あるバトンでなければいけないのに・・・。

だから、今、変えれるこのチャンスを逃したくないんです。



※今ならまだ間に合う!

宮崎県では、昨年から「宮崎に愛護センター設置」と

メディアに取り上げられ、県民皆さんが、

「良かった良かった」そこで立ち止まってしまったのです。

このままじゃいけないと、

この一年間、スタッフでお金を出し合い、

フリーペーパーを発行したりと、啓発に力を入れてきましたが、

わずか一年では、県民皆さんに届ける声が追いつかずにいます。

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<毎月県内2500部発行>



※建設計画案、最終締切りは2016年3月31日。

正直もう時間がありません・・・私達が総力をあげ、

宮崎県民に、どのような愛護センターが出来るのか、

このままで良いのか、お一人お一人に関心を持っていただき、

未来のために声をあげて欲しいと願い、

まだ間に合うと信じ、全力で動いて行こうと決心しました。

私達の意見要望が届くのが、あと5ヶ月・・・

2016年3月31日を過ぎると、どんなに良い提案も要望も、

ハード面を動かす事はできません。


宮崎市では、意見要望を聞きたいと、

保健所内にポストも設置して下さいましたが、

20151028g.jpg

ほとんど投稿される事のないポストです・・・。



最後に・・・

私は、このような愛護センターではダメだと、動き続けています。

その事により、「愛護センターが出来たら入り込みたいの?」と、

多々、聞かれますが、勤務するつもりも入り込むつもりもございません。

私はこれまで通り、愛護センターで判定に落ちた犬猫をレスキューし続けます。

「いのちのはうす保護家」の信念を変えるつもりはありません。

より良い愛護センターにして頂きたい…ただそれだけです。

頑張っている他の愛護団体さんや、個人活動家さんや、

これからの宮崎を背負う若い人たちが、

愛護センターに勤務できる形になって頂ければと切に願ってます。

だから・・・私は動き続けたいんです。

動かなきゃいけないんです・・・。

後日、大きな計画をご報告いたします。

その際には、ぜひお願いがあります。

全国の皆様のお力を貸して下さい・・・。




〒880-1222 宮崎県東諸県郡大字国富町八代北俣2581
      山下 由美

090-4484-5165




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最終更新日  2015年10月28日 21時37分28秒
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