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May 15, 2008
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:Standard
【スタンダード・ナンバー】

ビヨンド・ザ・シー
Beyond The Sea
【海の彼方に】


原題:La Mer(ラ・メール)
原詞:フランス語

この曲「ビヨンド・ザ・シー」の原曲は、
イヴ・モンタンの「枯葉」、エディット・ピアフの「バラ色の人生」などと並んで、
シャンソンを代表する名曲である「ラ・メール(海)」という曲で、
フランス人のシャルル・トレネが1945年に作詞・作曲し、自ら歌った曲です。
その原曲は、しっとりとした語り口で、まさにシャンソンならではの味わいがあるものです。

アメリカでは、ジャック・ローレンス(Jack Lawrence)によって英語の歌詞がつけられ、
1958年に、フランク・シナトラと並び称されたボビー・ダーリンが歌い、
「ラ・メール」は「ビヨンド・ザ・シー(Beyond The Sea)」と題され、ヒットしました。
そして、それはアメリカらしいアレンジで、軽快でスウィンギーな曲になりました。

ボビー・ダーリンは当時人気が高く、
そのレパートリーはジャジーなものからロックンロールまで幅広いものでした。
そしてその歌声はフランク・シナトラを彷彿とさせるものですが、
どこか切なくて、はかないものを感じてしまいます。
ボビーがまだ10代の頃、母親と医者が自分の心臓が弱いため、
もしかしたら15歳くらいまでしか生きられないかもしれないと話しているのを、
陰で聞いてしまったというエピソードが残っています。
実際には37歳まで生きましたが、それにしても若くして亡くなったのでした。

それを思って彼の歌声を聴いてみると、
「Somewhere...(どこかで)」と歌うボビー・ダーリンの声が、
何か一筋の希望を求めているようにも聴こえてきてしまいます。

2004年にケビン・スペイシーがボビー・ダーリンを演じた映画、
『ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~』のタイトル名にもなりました。

近年では映画『ファイティング・ニモ』のテーマ曲として使われ、
また、日本ではトヨタ「エスティマ」のCMソングとして2006年から2007年に使われました。
その「エスティマ」のCMソングはボビー・コールドウェルの歌のもので、
彼の1996年のアルバム『ブルー・コンディション』に収録されています。

なお、2008年2月から現在の「エスティマ」のCMソングは、
クレモンティーヌ(Clementine)の歌で「ラ・メール」が使われています。

*****

ビヨンド・ザ・シー
Beyond The Sea
【海の彼方に】


原題:La Mer(ラ・メール)
原詞:フランス語

作詞(フランス語)・作曲:シャルル・トレネ(Charles Trenet)
1945年
英語詞:ジャック・ローレンス(Jack Lawrence)


海の彼方の
どこかで、僕を待っている
僕の恋人は、金色の砂の上に立っている
そして、出航する船を見ている

海の彼方で、
彼女は、僕を気にかけている
僕が高く鳥のように飛ぶことができるならば
すぐに彼女のもとへまっすぐに進んで行くだろう

それは、遠い星の彼方
それは、月を越えた向こう側
でも僕は、わかっている
僕の心は、すぐに僕をそこに導いてくれると

僕たちは、岸の向こうで会うだろう
そして僕たちは、昔のようにキスを交わす
僕たちは、幸せな海の彼方にいる
そして僕は、決して二度と航海に出ることはない!

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Last updated  May 20, 2008 02:41:08 PM
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