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カテゴリ:グルメ
NHKのかくれた人気番組『美の壺』。 第177回のテーマは、「夏の和菓子」。 きらきらした透明感が、ほんとに涼しそう。 まるで氷のような美しい和菓子。 あるいは、流れる水の風景。 これは、寒天と砂糖、水飴を煮詰めたものだそうです。 そこに卵白と寒天を泡立てたものを塗ってあぶくを表現しているそう。 こちらのお菓子は、 新緑の楓(かえで)の葉が水面に落ちて波紋が広がっている様。 一瞬の風景が涼しさを際立たせています。 ・・・ ハイカラな夏の和菓子、みつまめが考案されたのは 明治36年、東京は浅草でのことでした。 1軒の和菓子屋が、西洋的な感覚を取り込んだ和菓子を作ろうと考えました。 それまで寒天と言えば、細長く切って、めんのようにはしで食べるものでした。 それに対し寒天をサイの目状に切ったところ、氷のような涼やかな美しさが生まれたのです。 当初よく使われていたボール状の器では、トッピングの重みが寒天から水分を奪いがち。 そこで使われたのが、すり鉢状の器。 トッピングの重みが器の斜面に分散し、寒天から水分が出にくくなったのです。 こちらは銀座の老舗で考案された一品。 中央には大きな栗。周りには求肥、とら豆、花豆など。 こちらは、作家・江戸川乱歩が愛したクリームあんみつ。 月に見立てたアイスクリームからリンゴのウサギが逃げ出す様。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.14 15:17:41
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