初(?)出勤。
いよいよ仕事の打ち合わせに行ってきました。初めて行く街、そして役所。言われた時間の1時間以上早く着くように出たのでそんな時に限って交通もスムーズで、時間をつぶすのにまいりました。ものすごい雨風、嵐でした。何度もトイレに行っては髪をとかし、服を乾かし身だしなみに気を遣いながら近くのショッピングセンターを歩いたり。でも結局そこから目の前の役所まで歩いただけでまた嵐で大変なことに・・・またトイレに行って髪をとかしていたらなんとトイレで名前を呼ばれるではないですか!初対面で顔を知らなかったのですがむこうからしたらこの区に日本人なんて住民含めてもいないのでは?一目瞭然です。トイレで握手を交わし、長い間連絡しあっていた人事のPさんとはじめまして。変なスタートでしたがその後、所内を案内してもらいながらまずは人事のオフィスへ。この人事はコミュニティサービス(福祉関係)専門の人事を扱っているようです。そこで書類の手続き等をすませ上司と会う予定時間まで時間をつぶしました。これからこのチームの人たちとは手続きや研修の開始くらいまでお世話になるようですが皆さん、いい人たちそうでほっとしました。その後上司のオフィスへ出向き、予算関係を担当している方とお話しながら時間をつぶし、私のラインマネジャーとなるFさんと再会。Fさんは私の面接官だった方です。結局1時間以上早く着き、30分くらいはおしゃべりで、実際の手続きは3分くらい、Fさんとの打ち合わせもあっという間に終わりましたが、でも、とても印象的な時間でした。「待つのは慣れているからね」と微笑んでくださり「あなたなら大丈夫よ」と励ましていただき、面接のときから深い印象があり半年近く待っていただいたことにも大感謝だったのですがどうやら本当に、すごくいい上司に恵まれたようです。それを実感できただけでも嵐の中、来たかいありました。これから自分が働くのはFさんのすぐ近くではありませんが直属の上司にも恵まれるといいなぁ・・・努力以上に「運と縁」、ですから。これから何日私がもつかは・・・。あっという間の打ち合わせを終え、地図やバスのタイムテーブルなどを探しに街へ。これから私が働く街の中心部に初めて来たので一応、どこに何があるのか少しでも把握しておこうとあちこち歩き回りました。私のオフィスは景色も異なるかなり閑静な住宅街という印象だったのですがタウンセンターがこの区の住民の縮図なら、やはり、ロンドン、東に行けばいくほど違うなー・・・前の街でおなじみだった「ジャージに全身ピアス・刺青でタバコをくわえベビーカーを押す」層、久しぶりに見た感じです。有色人種もかなり多いです。結構、貧しい世帯は多い印象でした。(貧しいから国からの手当で暮らしている、だから平日の昼に楽しそうにショッピングしてるのです・・一種の偏見だけどね・・)それでもさらに東ロンドン(仕事に防弾チョッキがいるという・・)と比べればいい方です。街もお店もそれほど荒れてないし。まぁ、でも改めて西に住んでよかったなと実感しました。ほんの1時間移動しただけなのに最寄り駅をおりたったら「ほっ」としました。これが私が長い間求めていたものなんです!イギリスの各地域や町であまりに異なる空気。初めて住んだのがイギリス人憧れのリタイア地、ボーンマスであまりに良すぎたためそれ以降は本当に苦しかった・・前の家は特にひどい地域だったので家に帰ってくるたびに鬱になって友達のところを訪ねるたびにほっとしてた。少なくとも仕事から家に帰ってきてほっとできるなら住む場所の選択は間違ってなかったかな。こちらの方に住んでいる人も多いそうなので職場で近所の知り合いができるといいな。たった数時間のことだったのに、異様に緊張していたせいか、あまりに疲れたのに驚きました。これから何時間も仕事するのに・・・英語で、イギリス社会で仕事するのは日本語でするより10倍以上は間違いなく気力・精神力・体力を要します。こっちでする通訳とか案内の仕事なんて1日12時間働いてもこんなに疲れないです・・これから先が思いやられます・・本当に不安と恐怖でいっぱいです・・