オーブンレンジのカラ焼きで小鳥死亡?
国民生活センターから2008年5月8日に発表された記事です。「オーブン機能付電子レンジのカラ焼き等により小鳥が死亡-対策を講じた上で出荷するようメーカーに要望-」「エー!! 間違って、オーブンレンジの中に鳥が迷い込んだ?」違います。原因は不明とされていますが、可能性として、カラ焼き等によりオーブンレンジの何らかが揮発し、有毒ガスが発生する恐れがある、という様なことが記載されています。大方のオーブンは、購入時の使用前に一度カラ焼きをする様、説明書に記載されていますが、そのカラ焼きを行い、一日置いて初めての使用時にインコが二羽死亡したとのこと...さらに、同じような苦情がもう一件同センターに寄せられているとのことです。 「ホンマかいな?」と一瞬疑うような記事です。事件の背景もいまいち不明瞭ですし、勿論、オーブンレンジが犯人とは決めつけられません。しかし、二羽同時に(正確には"同時"とは記載されていませんが)起こったということを考えると、このインコちゃん達は、お亡くなりになる前の比較的短時間に、何らかの外的要因にさらされた、と考えるのが妥当でしょう。その要因になる可能性の中に「オーブンレンジ」が確実に入ってきます。私は新聞は読みませんが、テレビのニュースは比較的チェックしている方です。しかしながらこの報道は見ていないですね。たまたま偶然、ネットで発見したまでです。前述の消費者センターの発表記事には、オーブンレンジ使用時には換気をよくするように、との記載がありますが、周知されなければ何の意味もありません。まあ、所詮テレビなんてのはスポンサー様様ですからね。他のネット上のニュース記事を見ると、このような事件は1997年と2002年にも報告されていて、該当機種のメーカーは4社とのことです。消費者センターは各メーカーに対し、出荷前のカラ焼きの実施と、有毒ガスが発生しないかどうかの安全性の調査を実施するよう要望しているようですが、実際メーカーはどう対応するんでしょう。オフレコで対策、調査など行う所もあるとは思いますが、基本的に闇に葬るつもりでしょうね。あの小さな筐体で、長時間にわたり高温度(スペック上では三百数十度になる機種もあります)という特殊な条件にさらされ、さらに樹脂やゴム等も多用されている分けですから、メーカーには安全対策を十分にとって戴きたいものです。私はオーブンレンジ、IHヒータ等を使用するときには、特に煙っていなくても必ずファンは回すようにしています。現に、刺激臭がしたり、目がしばしばしたりしますもの。小さいお子さんがいる方、特に小鳥を飼われている方はお気をつけください。