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カテゴリ:ドラマ-2-
第44話『雨の逃亡者』
今回はシンプルで、ちょっと番外編ぽい趣き。 例によって歴史に疎い私なので定かではないけれど>こればっかり この事件@イカルス号事件は史実だけれど、中身はだいぶ違うらしい。 実際にパークスの所に乗り込んで交渉したのは後藤象二郎なんだって。 また人の手柄横取りしてんのかよ、龍馬>ぉ まあ、龍馬暗殺のカウントダウンもあることだし、 先回は真犯人候補が続々と登場もしたことだし、 今回は事件を無理クリ捻じ曲げてでも龍馬を狙う長崎奉行!ちゅーことで 第4部の流れには沿っているかも。 ただ、今回の真の主役はお元。 彼女についての記録はあまり残っていないとかいう話だから 『龍馬伝』風に自由にいじれるキャラってことで、 隠れキリシタンの上に、奉行所のスパイ…という複雑な設定にしたのだろうけど、 複雑過ぎて、どうやって回収するのか…と思っていた。 イカルス号事件を利用したのは長崎奉行所よりもNHK(笑) キリシタンと奉行所と両方いっぺんに絡めて、お元の最後を飾ってやった回ってわけか。 蒼井優の演技って、結構私の好みかもしれないと『龍馬伝』で思ったので 彼女を堪能できる回があって嬉しい。 ラストはああするしかないって感じだけど、まあハッピーエンドで良かった。 ただ、まあ… 隠れキリシタンというと、どうしても遠藤周作の『沈黙』を思い出してしまうので 小さく浅い物語に見えてしまうきらいはあった>スマソ 比べるのが間違いってもんですが(^^;) 弥太郎の龍馬に対する態度が、 この『龍馬伝』を語る後の弥太郎の態度に近づいてきた。 弥太郎にしてみれば、いろは丸の沈没に続いてのことなので 龍馬に苦々しい思いを抱くようになってしまうのも仕方ない気がする。 真犯人を見つけるために奔走したのは、自分のためだけでなく やはり龍馬を救いたいという気持ちがあったからだと思う。 それにより奉行所の真意を知り、事件ではなく龍馬に原因があると分かったわけだし、 ある意味、自分と境遇を重ねて見ていたお元が大変な状況に追い込まれたわけだし、 弥太郎としては、やはり怒りが湧いてきても仕方ないよな。 で、多分、弥太郎の龍馬に対する思いは、後にまた変わるのだろうから そこのところが見ものかもな。 そういう意味で、お元と弥太郎がもっと心を触れ合う様子をもっと描いてほしかった気もする。 お元が弥太郎をどう思っていたのかは、よく分からないままだったし>私だけ? いや、単純に恋愛感情という意味じゃないよ。 お元と龍馬の間に恋愛関係を生じさせなかった『龍馬伝』ワールドなのだから (まあ、お元の方は龍馬に恋心も抱いていた様子ではあるけど) 弥太郎=過去と現在の立場を分かり合える 反面、忘れたいものを嫌でも思い出させる苦い存在 龍馬=未来への夢を見させてくれる人 パライソの希望を与えてくれた異国の神と同等ともいえる存在 てな感じで。 ベタですが(笑) ああ、勿論、このばあいの「神」は人間的解釈によるもので 実際の信仰というものは、龍馬に託す夢とは次元が違うわけだけどね。 お元以外のキリシタンの皆さんの行方が気になるけど… 取り合えず、お元は龍馬の死の知らせが届く前に幸福になっていてほしい。 言葉も通じない、知り合いもいない外国で、相当苦労するような気もするけど… 近藤長次郎が行きたくて行けなかった地だから、彼の分も頑張ってほしい。 クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります やっくんち
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