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カテゴリ:ドラマ-2-
最終話『龍の魂』
「大事な人なんじゃ」 冒頭は武市や以蔵や長次郎らが全員集合。 龍馬の姿に、久し振りだと喜ぶ面々。 これって、つまり、死後の予想? イキナリ切ないじゃないか… 終始、猫の鳴き声がバックに聞こえていたのも ドラマの初期の頃から猫はよく登場してたよな…と懐かしく思い出し やはり、最終話への気持ちは高まっていくのだった。 カウントダウンのおかげで、今回はもう“龍馬暗殺”のことしか頭にない。 龍馬の死の瞬間を今か今かと待ち侘びているかの様>「様」は余分かも 軍鶏鍋の名が龍馬の口から出た時は 「キターーーーー!」 と叫びそうになってしまった>こらこら そんな風に、全く不純な動機で観始めた最終回― 出番が少なかった中岡慎太郎に見せ場があったのが良かったな。 新撰組との殺陣があって、しかも引き際がカッコ良かった。 彼が龍馬を訪ねたのは、龍馬が書いた『新政府網領八策』の○○○に 誰の名が入るのかを確認するため…というのも興味深かった。 それに対し、龍馬が民主主義的な思想を語ってきかせるのも良かったし そうやって、龍馬の大きさや柔軟性を最後に強く示したのも良かった。 中岡が泳げないことをカミングアウトしたのも、 暗殺事件の後、血まみれになりながらも、その話の続きを始めたのも良かった。 しかし、あの○○○が問題視されるとは… 徳川慶喜と推理する人もいるとは… 単純な私は単純に驚いてしまった。 そして、龍馬の言葉に単純に納得した。 でも、結局それは私が現代に住む人間だからで、 スタッフ達も現代に住む人間だから、龍馬にああ言わせたわけで、 実際の彼はどうだったのだろう…と、逆に疑問も湧いてしまった>ぉ ともあれ今回、つくづく(というか、今更ながら)強く思ったのは、 龍馬って本当に悪気の全くない純粋無垢な奴なんだな…ということ。 自分に対し劣等感を丸出しにしている弥太郎に、 本当の本気で「友達」なんて言えちゃうんだものな… 綺麗過ぎるものを前にすると、普通に汚れている普通の人間達は そこに映る自分の汚れを否が応でも直視しなければならなくて、この上もなく辛い。 愛するか憎むか、愛するが故に憎むか…してしまうと思う。 今迄、武市や以蔵や高杉達の魅力や存在感が強く、 その分、肝心の龍馬の影が薄くなってしまっていたのが難だなあ… と思ってきたわけだけれど、 そうじゃなくて、全ては龍馬という鏡に映され、反射された光を浴びた姿だったのだ… と気付いた。 まあ、リアル龍馬はどうだったか知らないけど(笑) このドラマでの龍馬は、そういう奴なんだろうな… 語り手は弥太郎であるから、それは弥太郎が見た龍馬ってこと。 だから誰よりも何よりも、この『龍馬伝』は弥太郎を描いたものだったのだ。 …なんて断言するには、その描き方のバランスがやはり少々足りなかった気がするけど(笑) でも、今回、 久し振りに龍馬に組み敷かれる弥太郎の図ぅから>ぇ 見廻り組とのやり取りから 雨の中泣き伏す姿まで まさに弥太郎の見せ場、真骨頂って感じで、 龍馬の暗殺シーンよりも見応えあって凄かった。 ラストの弥太郎の死に様に至っては、 いつもより時間が長かった最終話の全てが吹き飛んでしまった(笑) 船の上の龍馬の後姿は、弥太郎がずっと見つめ続けてきたものなのだろうね。 途轍もなく切ない片恋の物語だった― と言えるのかも? クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります やっくんち
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