|
カテゴリ:相棒
第14話『バレンタイン計画』
「親子だからじゃありませんかねえ」by右京 う~ん、良かった様な悪かった様な…>ぇ いや、面白く観ることができたんだけどね。 ちょっと後味悪いなあ… それは考えさせる重い結末だったからというわけではなくて いじり過ぎて却って凡庸なオチになってしまったせいというか(酷 中学生の話なので、いつもと雰囲気が違うし 思春期特有の甘酸っぱさや残酷さや真っ直ぐさや… そんな胸痛む要素を強調したものになるのかと勝手に期待&不安を抱いていた。 出来の良い兄とアニヲタの弟 兄ばかりを可愛がっていた父との関係… 期待&不安通りになる要素は揃っていたのだけど。 意味を知ってから思い返すと 物凄い決意で行った「バレンタイン計画」なのに 階段から落ちて意識不明というのは、ちょっとカッコ悪い(酷 彼を意識不明にして話を進めるのが前提だからだと思うと ちょいナンダカナ… 噂の女の子はSNS友達で彼女もアニヲタ だとか レコード店の店長が兄の事件に関係してると思ったら見て見ぬふりしただけ だとか それぞれ掘り下げればそれなりに面白くもなりそうだけどアッサリ終わってしまったな。 女の子は情報提供しただけで役目は終了。 学校とSNSとでは別人を装っているのに白昼堂々一緒にレコード店に行ったり 右京さんに言われて素直にお見舞いにも行く様子だったり 現代の若者事情どころか微笑ましいだけじゃん>ぉ 店長は黒い思いを抱いているのかと思いきや素直に罪悪感を抱いているし 祐介君の母親はそれを知って逆上したのかと思いきや知らないままだった様子だし 右京さん達の推理を少しだけ惑わすだけの要素で終わってしまった感じ。 ちょうどイジメ問題の場合 イジメっこだけでなく見て見ぬすりする連中にも責任がある と、よく言われるよね。 そうしたことを描くのかと思ったら、そういうところは皆無。 まあ、それ故に 両親に対し複雑な思いを持つ祐介君が心開くきっかけになり 「本当の自分」を出せる場を見出せた…というところは良かった。 で、これが母親が殺意を抱く動機になってしまうわけだけど… う~ん この一連の“ハグラカシ”(ぇ)を “ドンデン返しに次ぐドンデン返し”のつもりで描いているのだとしたら どうしよう…>ぉ まあね 母親として必死の思いで頑張って来たのに 長男の死の痛手をぶつける場もないままでもあるのに 当の次男は… ちゅーことで 嫉妬その他で母親の心のどこかが破けてしまう… というのは 分かる気はするんだけれども それでもなあ… 祐介君が可哀想過ぎ。 凄く冷たい言い方をするなら 母親は息子への愛情故に狂ったというよりも 結局のところ息子よりも自分を愛していたのではないか― 自分の気持ちを大切にしてしまったってことではないか― な~んて思ってしまった>酷過ぎ? 兄は「本当の自分」を取り戻すためのバレンタイン計画を 行う前に死んでしまった。 弟は行うことは出来たものの 母親によって心の拠り所としていた人を失うという悲劇に直面することになる。 何かさ 通過儀礼と呼ぶにはあまりにも代償が大き過ぎたというか 何の意味があったの?と言いたくなる結末だよな。 勿論、父親との関係は改善された様子で良かったけどさ。 でも、父親は愛情のかけ方がちょっと間違ってただけで こんな重い事件なしでも分かり合える日は来たかもしれない。 来なかったとしても、男の子だから いつかは父親を乗り越えて自立していけただろう>希望的観測? だけど、母親との関係は閉じてるよなあ… 「本当の自分」になれた祐介君だから、ちゃんと乗り越えられるってことなのだろうけど。 ある意味、そのための“眠り”であり“目覚め”だったのかもしれないけど。 いずれにしても 親子の関係とか 愛情故のすれ違いとか… これまた、掘り下げれば どうしようもない悲しみみたいなのが滲み出ただろうけど そこまでは到達できなかった、みたいな 何かイマイチ足りないものばかりの話だった様な気がす… スミマセンスミマセン 「俺、たまに見に行ってきます」 カイトの言葉に妙に頼もしさを感じてしまった今回だった。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/930-f9a97a06 ☆クリックしてね♪(3つも多過ぎ?)☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆ やっくんち ヲタクの息子に悩んでます キティのペットボトルキャップ レコードバッグ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[相棒] カテゴリの最新記事
|