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「さらに今から3万年ほど前にも同じようなことが起こりました。人類は今まで以上に努力しかつての繁栄を取り戻したかのように見えました。核エネルギー、バイオテクノロジー、など前にもまして発展しているかのようにみえましたが、この頃、困ったことが起きていたのです。一部の人たちの中には物質的な快楽を追求し、己の欲望のままに生きて天を畏れなくなっていたのです。理力を過信し、傲慢になり、争うことに生きがいを感じるような人々が増えていったのです。」
「当然のことながら、それまでのように、自然の摂理に忠実に生きていた人々との間には摩擦が起きて諍いが絶えなくなりました。各地で幾度も争いが起きましたが最後はやはりエネルギーの中枢が襲われて破壊され、再び地球的な変動を招く大事故となりました。かつては大陸だったアトランティスも海没し、ポセイディア、アリアン、オグという小さな島だけになってしまい、これらの島も今は姿を消してしまいました。」 「一方、争いを嫌いアトランティスを去った人々もいて、各地に散ってゆき文明の再興を図った人たちもいます。原住民に農耕の仕方から、数学、物理学、天文学、などを教えました。しかしかつてのような文明は再び作り上げることは出来ませんでした。大きな原因のひとつは彼らは文字を持たない民族でしたし、能力の分散だと思われます。理力も集団の力があって花開いたのであって、技術者や専門家が散りじりに離れてしまえば文明も失われてゆくのです。」 「しかし、彼らはそれぞれの地で出来る限りの仕事をしました。その痕跡が今も残っています。ペルーやボリビアやメキシコに、また、それらの最大のものはエジプトにあるピラミッドでしょう。スフィンクスとピラミッドは滅び行く文明の伝承者が残された力を振り絞って作ったメッセージなのです。彼らはこれからも地球に人類が栄え、文明が花開くときが来ることを。いつかアトランティスに負けないような文明を築くだろうことを。あの中には普遍的は数学的知識や天文学的なメッセージが秘められています。またあの建築には驚くべき理力が使われています。ピラミッドは理力を使わずには再現できません。」 「さらに今から1万2千5百年ほど前にも地球は震え各地が水浸しになりました。世界各地に残る洪水伝説はこうして幾たびか起きた地球の激震を伝えているのです。ビュルム氷期は終わりを告げて海面は上昇し始めていました。アトランティスに残っていた三つの島もこのときに消えてゆきました。」 「プラトンがエジプト神官から聞いたとしてティオマイオスに書き残したことは事実ですが、一夜にして沈んだのではなく、三度にわたる激動に、残された島々が次々沈んでいったということです。いずれも天災のようにも思える地球規模の災害ですが、そこには人類の波動の乱れが大きく影響していたことは否めません。しかし人類全てが滅びてしまったわけではありませんでした。地球に静寂が戻ると残った人々が少しずつではありましたが、姿を見せはじめました。メソポタミアで、インダス川のほとりで、中央アメリカで、シュメールでも、もちろんエジプトでも中国でも、そして後に日本と呼ばれるようになるところでも。」 「ここから第二次文明が始まると言いたいのですが、なにしろ残された人たちはあまりにも少なかった。まずは家族を増やし、集落を作り、部族の勢力を拡大していったのです。前文明の遺産はほとんど失われていました。理力の使える者もいませんでした。まったく一から始まったといってもいいでしょう。」 「千年、二千年と経つうちに人口も増えていきました。第二次文明の開始は数字や文字を発明したことでしょう。テレパシーの能力さえ失っていた彼らには、伝達手段としてどうしても文字が必要になったのです。コミュニケーションの道具として、また思索を広げたり教育にも文字はとても便利です。左脳を使った論理的思考の始まりです。前文明が直感による感覚文明とすれば、ここから現在に至る文明を論理的思考文明と言っていいと思います。右脳文明と左脳文明と言ってもいい。しかし、これからは違います。左右の能力のバランスが大切です。どちらが強くても偏った進化しか望めないからです。」 「さて、ユーラシア大陸の東の端にぶらさがるようにして突き出た半島がありました。現在の日本列島です。古代の人たちは自然を畏怖し、愛し、共存しておりました。この時代は神という概念さえ必要なかったのです。大自然を照らす太陽が大いなる父であり大地を母として畏怖し尊敬していたのです。そのユーラシアの広大な大陸の果て、最も早く太陽の昇る場所が日本でした。ユーラシアの人々はここを聖なる土地として崇め、この地に巡礼するようになりました。」 「人々で賑わい栄えました。そしてここに王朝が設立された記録が残っています。アトランティスに文明が栄えたのと同じ頃です。アトランティスと対照的だったのは、この土地全体を聖なるものとして建造物を作らなかったことでしょうか。また王朝といっても自然崇拝のための神官たちの集団だったとでもお考えください。彼らはアメノウキフネと呼ばれる航空機に乗って世界各地を巡り部族間のもめごとの調停をしたり、首長たちと会見したそうですから、さしずめローマ法王か国連事務総長のような役割をしていたことになります。」 「しかしこの地も地球規模の災害からは逃れることはできず、遂に大陸と切り離されて四つの島々に閉じ込められました。大きな津波に飲み込まれほとんどが亡くなりましたが、残った人たちが子孫を増やしてきたのです。これが縄文人のルーツです。」 「ここから後のことは、文書に残る歴史として保存されているものもありますから、ご存知のことも多いでしょう。部族が大きくなって国家ができます。強いものが弱いものを従えて支配権の拡大を図ります。部族の争いは国同士の争いに広がって飽きることなく血が流されます。」 「すでに物質的価値観しか持てなくなっていた人類に対して、天はしばしば霊覚者と呼ばれる人を降誕させました。人の生きる道を教える、いわゆる宗教が必要になってきていたのです。迷える人々は真実を求めて集まり、いっときの平安は訪れるのですが、創始者が亡くなると教えも組織も形骸化して為政者に利用されたり、それが元で争いが起きました。」 「物質から成る地上に欲望をなくすことは至難の技です。繰り返し繰り返し争いが起き、血が流され、人心は荒廃して地球の波動は低くなってゆきます。地球は生命体ですから、自浄作用として自然災害も増加するのです。犬が汚れを落とそうとして自分の体を振るわせるのに似ています。天災は人災であることは前にもお話しましたね。地震、津波、火山の噴火、洪水などにより川は流れを変え、湖は砂漠となりました。こうしてかつての都も歴史の深い砂の中に埋もれていったのです。」人類の歴史、終
Last updated
2008.02.15 11:50:08
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