【主張】 インド洋津波9年 「アジアの防災」で連携を
MSN 産経ニュース 12月29日(日)03時17分の配信です。【主張】インド洋津波9年 「アジアの防災」で連携を22万人を超える死者・行方不明者を出したインド洋大津波から、9年が過ぎた。インドネシアのスマトラ島沖を震源とするマグニチュード(M)9.1の巨大地震による大津波の被害は、東南アジアからアフリカ大陸東海岸にまで及んだ。 ・・・続きはこちらから私見です。2004年12月26日スマトラ島沖で起きたM9.1の地震のエネルギー量は東日本大震災を引き起した東北地方太平洋沖地震の1.4倍のエネルギーが有りました。アメリカ地質調査所(USGS)によりますと、この地震の影響で地球の地軸の位置が約2cmずれました。地球の1日の長さが100万分の2.68秒程度短くなった可能性があります。NASAによると同じく、地軸が7cmずれたせいで、1日の長さが100万分の2.32秒程度短くなった可能性があります。地球全体の縦揺れは地震直後、約20~30cmありました。(オーストラリア国立大学)。地球的規模の影響は以上でした。この地震の死者は22万人以上負傷者は14万人に上り被災者は500万人になり人類史上有数の震災でした。この地震で起きた津波は平均10メートルに達し数回押し寄せました。(場所により最大34メートルに達しました。)震源地のおよそ海底4,000mの場所で津波が発生、津波発生時には2~3mほど海底が持ち上がり、ジェット機並みのスピード(約700km/h)で津波が押し寄せたと見られます。震源の東側となったタイ、マレーシア、インドネシア、ミャンマーなどでは、比較的遅いスピードで津波が押し寄せました。特に、タイのプーケットに津波が到達したのは、地震発生から2時間30分後でした。これは、津波が通過したアンダマン海が、広い大陸棚が広がる浅い海で、津波が進むスピードが遅かった為でした。中央防災会議が首都直下地震対策の中で、「大震災に誘発される可能性がある」とした房総半島沖の津波地震については、住民への周知を徹底し、避難など対策を急ぐ必要があります。国や自治体の組織だった防災の徹底が日頃から必要になる事でしょう。首都直下型の地震の死者は少なくとも1.4万人以上と言われています。防災の備えが生死を分けかねません。ヒゲでした。