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カテゴリ:2014年08月分
AFP BB NEWS 08月31日(日)08時00分の配信です。 高まる薬剤耐性菌リスク、インドの抗生物質多用が世界の問題に インド・ムンバイの薬局で販売される抗生物質 (2010年10月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/Sajjad HUSSAIN 【8月31日 AFP】その薬剤師は、背後の棚から抗生剤の白い箱を さっと取り出し、カウンター越しに手渡してきた。 処方箋の提示を求められることはなかった。 ――インド・ニューデリー(New Delhi)郊外の高級住宅地にある 薬局での出来事だ。 ・・・続きはこちらから 私見です。 本日は、体調不良の為(抗うつ剤と、向精神薬の 副作用で傾眠と、ふらつき、めまいが、酷いの です。)続けてきたブログのお休み日にしようか と思い、何気なくAFP BB N のヘッドラインを 読んでいました。 すると、かなり気になる(日頃から考えていた) 記事がありました。 今日は、一本だけですがお付き合い下さい。 重度の肺炎や気管支炎といった急性の細菌感染 症の治療に使われる強力な「抗生物質」は、 本来、最後の最後に頼るべき薬とされています。 インドでも処方箋なしの販売は昨年、違法化 されました。 しかし、ニューデリーの多くの客でにぎわう 薬局で、「抗生物質」は、およそ700ルピー (約1200円)で簡単に購入出来ました。 インド医薬品規制当局のGN・シン局長は AFPの取材に「抗生物質への耐性が上がって きているのは恐怖だ」 「誤用や乱用は、あってはならない。そのうち、 軽い病気でも治せなくなる」と語りました。 ※抗生物質は、医学会で認識されたのはアレク サンダー・フレミングが1929年にアオカビから ペニシリンを発見したのが最初です。 それ以前にも伝承により生薬として効いたものに 「抗生物質」が入っていたかもしれませんが、 分離して、薬品として最初に利用したのはやはり ペニシリンでした。 1990年頃の研究では、天然由来の抗生物質は 5000~6000種類があると言われていました。 その内、約70種類(微量成分を含めると約 100種類)が実用に使われています。 一般に感染症の菌に対して大きく作用したため 「抗生物質」は「抗菌薬」とも呼ばれていました。 現在は、菌の他にウイルス、真菌、腫瘍などに 作用する抗生物質もあります。 その為、抗生物質は微生物の産生物に由来する 抗菌薬、抗真菌薬、抗ウイルス薬、そして抗 がん剤などがあり、その大半が抗菌薬です。 今では、感染症を専門とする研究機関・医療 機関では「抗生物質」という名称は使用して いません。 「抗菌薬」・「抗ウイルス薬」・「抗真菌薬」・ 「抗寄生虫薬」などの、用途に応じた名称を 用いています。 ■世界で増加する抗生剤使用、インドがけん引 アメリカ・プリンストン大学が7月に発表した 研究「抗生物質消費の世界的傾向・2000~ 2010年(Global Trends in Antibiotic Consumption 2000-2010)」によりますと、 抗生物質の過剰使用は、インドをはじめとする 新興国で顕著だといいます。 インドの医薬品産業は経済規模124億ドル(約 1.3兆円)を誇りますが、世界の抗生物質の3分 の1近くをまかなっています。 人口が12億人と多いにしても金額が突出して います。 失礼ながら、インドの一般人の生活水準はさほど 高いとは思えないのですが・・・ インドでは、寝ていれば自然に治るような軽い 病気でもすぐに治そうと抗生物質を常用する人々が、 台頭する中間所得層で増えているのです。 医師達も、抗生物質が効かない病気にも誤って処方 していると、消化器系が専門のスディープ・カナ 医師は証言します。 前出、プリンストン大の研究では、世界の抗生物質の 使用量は2000年からの10年間で36%増えました。 世界最大の消費国は62%増のインドです。 抗生剤の乱用は、薬物耐性のある「スーパーバグ (超強力細菌)」を生む温床となりつつあります。 貧困層が多く公衆衛生が不十分なインドに甚大な 影響をもたらしていると専門家は指摘します。 2010年、ニューデリーで、ほとんどの抗生物質が 効かない新型スーパー耐性菌「NDM-1(New Delhi metallo-beta-lactamase 1)」が発見されました。 その際は、世界中がパニックに陥りました。 すべての抗生剤が全く効かない菌、航空機の発達 した現在、この手の菌が世界中に拡散しないとも 限りません。 中世大流行した感染性の病気に「ペスト」(黒死病) がありました。 1348年にはアルプス以北のヨーロッパに伝わり 14世紀末までの約半世紀に3回の大流行と多くの 小流行を繰り返し、猛威を振るいました。 当時のヨーロッパの人口の3分の1~3分の2が 死亡しています。 今でしたら数日~数ヶ月で地球を一周してしまい そうです。 防疫体制が格段に違いますので、一概には言え ませんが、新型スーパー耐性菌「NDM-1」は 抗生剤が効かないのです。 北欧を中心に欧州全般米国に、必要以上の抗生剤の 使用を自ら抑えている人達がいます。 抗鬱剤や向精神薬の世話になっている身で言うのも なんですが・・・ (-_-;) 見習いたいものです。 いや、嫌インドの人達見習ってください。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.31 18:25:45
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