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カテゴリ:2015年03月分
AFP BB NEWS 2015年03月25日(水)11時35分の配信です。 2週間でゾウ30頭が密猟被害、コンゴ民主共和国の国立公園 ケニアのサイ保護区域で撮影されたゾウ (2014年8月7日撮影、資料写真)。(c)AFP/TONY KARUMBA 【3月25日 AFP】コンゴ民主共和国北東部にあるガランバ国立公園 (Garamba National Park)の管理当局は23日、ここ2週間余りで 同国立公園のゾウ30頭が象牙を狙う密猟者らにより殺されたことを 明らかにした。 政府と共同でガランバ国立公園を運営する非営利団体「アフリカン・ パークス(African Parks)」のジャン・マルク・フロマン(Jean Marc Froment)代表によると、絶滅の危機に瀕しているこれらのゾウは、 スーダン人民兵らに殺されたとみられる。 ・・・続きはこちらから 私見です。 中央日報社の日本語版で2014年07月08日10時13分の配信記事で 中央アフリカの野生動物特に「象」と「中国」に関するレポートを 特集しました。 参考にしながら紹介します。 アフリカのテロ集団が中国に象牙を密売して稼いだ資金で各種テロを 行っていると、国連環境計画(UNEP)が最近明らかにしました。 この報告によりますと、ウガンダの反乱軍団体「神の抵抗軍(LRA)」 はゾウを密猟して象牙を売り、毎年400万~1200万ドルを稼いで います。 中央アフリカ共和国とコンゴ民主共和国の反乱軍、スーダン・ダル フール虐殺を行ったジャンジャウィード民兵隊も象牙の密売で財源を 拡充しています。 アルカイダ分派のアルシャバブは象牙密貿易を仲介しているとの事 です。 国際市民団体「ゾウ行動連盟」のクロスタ局長は「アルシャバブは 1月に1~3トン分の象牙を買って販売し、その資金で武器を購入 する」と、サウスチャイナモーニングポストに話しました。 アルシャバブはその武器で2013年9月、ケニア・ナイロビのショッ ピングモールで67人の死者を出した人質テロを起こしています。 2014年7月3~4日にも国会議員暗殺と車両爆弾テロを行いました。 ヒラリー・クリントン元米国務長官が「テロ団体が象牙密売で資金を 調達している」と取り上げるほどです。 アルシャバブなどが売却した象牙は中国市場で10倍の価格で販売され ます。 市民団体「ゾウを救え」の活動家が調査した結果、中国北京・上海で 象牙材料の価格は1キロあたり2100ドル(約25万円)でした。 象牙は仏像やブレスレットなどにされ、高い価格で売れます。 中国で象牙は厄除けという俗説があるほか、富と高いステータスのシン ボルとなっています。 過去に皇室と貴族、富豪だけが保有した物として、財布が分厚くなった 中産層が象牙の購買に加勢し、需要が急増しています。 2013年、香港の税関だけで8.041トンの象牙が押収されましたが、これは 2003年比で300%増です。 アフリカ産の象牙の6~9割が中国に向かうと、国連環境計画(UNEP) は推定しました。 象牙商品の価格も高騰し、香港の小売店で象牙装飾品の1キロあたりの 価格30,000ドル(約360万円)は10年前の50倍に上がりました。 中国政府も象牙の密売買の取り締まりには積極的です。 2014年1月に広東省東莞で密輸業者から押収した6トンの象牙を公開 廃棄し、その意志を見せました。 しかし中国人の象牙需要が減らない限り、象牙の密輸はなくならないと いう分析です。 市民団体「環境調査局(EIA)」のメリー・ライス局長は「象牙の密輸を 減らそうという中国側の意志は強いが、象牙の需要は依然として多い」 と話しました。 このためアフリカゾウは10年以内に絶滅の危機を迎えると予想されて います。 2010~2012年に年平均3万3000頭のアフリカゾウが密猟されたと 推定され、コンゴ民主共和国ガランバ国立公園ではこの2カ月間に 68頭が密猟されました。 2014年7月8日付の韓国紙中央日報の渾身のレポートです。 この時期よりも今の方が状況は悪化しています。 民族間の紛争の他にISIS絡みの上納制度や、単に金儲けの為の中国系 密猟団の現地スタッフなど、象を獲物に暗躍する輩が密林に潜んで います。 ジャングルの中のガランバ国立公園はアフリカには珍しく樹高20メー トルの木々(主にソーセージノキ)が生い茂り植生が豊かな地域です。 絶滅寸前のシロサイ、キリン、アヌビスヒヒ、ウォーターバック、 ヒョウ、ライオンなどが生息しています。 ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.25 16:24:46
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