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2015.03.29
カテゴリ：2015年03月分
 MSN 産経ニュース 2015年03月28日（土）22時54分の配信です。 【アジアインフラ投資銀】 創設メンバー40カ国・地域超に 雪崩打ち、台湾も参加表明 「傍観すべきでない」 「ボアオアジアフォーラム」年次総会の開幕式に出席した 中国の習近平主席（中央）＝28日、海南島（ロイター） 【3月28日 MSN ボアオ（中国海南省）＝山本秀也、台北＝田中靖人】 台湾の蕭万長前副総統は28日、海南省ボアオ（博鰲）で中国の習近平 国家主席と会談し、中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資 銀行（AIIB）に参加したいとの意向を伝えた。 申請期限の31日を前に参加表明が相次いでおり、創設メンバーは最終的 に40カ国・地域を超える見通しだ。 ・・・続きはこちらから  私見です。 アジアを中心とした国際投資銀行は、既にアジア開発銀行、世界銀行 があります。 特にアジア開発銀行は67の国と地域が参加しています。 アジアや太平洋地域の開発途上国の、インフラ設備、生活向上など にも、対応して来ました。 歴代の銀行総裁は出資額の関係上、昔から日本がおこなっています。 アジア開発銀行のメンバーには無論中国もはいっています。 出資額は日本とアメリカに次いで第3位ですが、GDPでは世界で2位 になり、日本の2倍近いGDPを誇っています。 2014年にこのアジアインフラ投資銀行（AIIB）の計画が中国から持ち 上がったのは、アジア開発銀行の日本と中国の立場の経済的な逆転が あったものと思われます。 アジアの、嫌、世界の覇王を目指ざす習国家主席の野望と現実の中国 国民の不満を日本叩きで躱したい気持ちも有ったのでしょう。 案の定今回発足した、AIIBでは露骨な日本外しがありました。 日本はアメリカの尻馬に乗りまんまと発足メンバーから外れます。 NEWS WEEK日本語版の3月31日号・26日15時59分の配信 記事では 中国主導のAIIB構想とアメリカの手痛い失策 と題 したアメリカ政府のAIIBへの関わり合いのレポートが書かれて います。 同盟国に不参加を呼び掛けてきたアメリカは、イギリスの加盟表明 を中国への融和政策だと強く非難しました。 しかし、イギリス批判はアメリカの無力さをかえって際立たせるだけ でした。 NEWS WEEKはアメリカ政府にとって最良の道は、AIIB加盟を見送る 一方、同盟国に不参加の圧力をかけるのをやめることかもしれない。 アメリカ外交問題評議会のエリザベス・エコノミーが言うように「成功 するにせよ失敗するにせよ、AIIBに任せておく」と言うものです。 アメリカにとって同盟国と考えていた子分の韓国が加盟に賛同し台湾 までもが、尻尾を振る始末です。 アメリカにとりイギリス、オーストラリア、韓国の加盟は予想外の事 だったのかもしれません。 ただ、AIIBに任せるとは言ってもAIIBを無条件で受け入れるべき だった、という意味ではありません。 資金援助の決定に関して中国が特別な権限を持つのかという問題を 含めAIIBの統治体制に多くの懸念があります。 AIIBの援助を振りかざして中国が周辺国に影響力を行使したり、 同行の融資案件が、環境や人権への配慮を欠く恐れもあります。 アメリカが参加していないと言う事で抑止力になる国がいない事に なります。 早晩、中国が私物化し他国が口を出せない状況に陥らないとも限り ません。 NEWS WEEK 日本語版1月9日12時45分付の配信記事から です。 イギリス紙フィナンシャル・タイムズ中国版が伝えた中国国家発展 改革委員会の報告によりますと2009年以降の中国の総投資額の半分 近くは「無駄な投資」に向けられていたといいます。 単純に計算しますとここ数年で7兆ドル（840兆円）近い大金を、無駄に 投資してしまった様です。 なんとも、大雑把な中国の投資実態です。 中国共産党が直面している経済改革の困難さと党官僚の「腐敗」の深刻 さを、あらためて思い起こさせる報告といえます。 中国の国内の問題は「腐敗」の他にもあります。 長年にわたる「一人っ子政策」の結果、中国はもうすぐ人類史上最も急激 な高齢化の危機に直面することになります。 現在、高齢者1人を現役労働者6人で支えていますが、2040年にはこれが 1人を2人で支える形になるといいます。 あと、四半世紀先の話しです。 AIIBの中国による私物化が、行われない事を祈りましょう。 （日本には直接関係の無い話ですが・・・） ヒゲでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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2015.03.29 03:48:56
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