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カテゴリ:我が家の庭
今日は11月13日、庭の樹木も植木屋さんにきれいに剪定してもらい、晩秋ともなれば鹿児島の我が家の庭の落葉樹も枯葉の多くが風に散って寂しげなのたたずまいを見せています。 晩秋と言えば、残念なのは我が家の庭に秋の季節に付き物のモミジの紅葉の美しさを見ることができません。これは我が家の庭だけのことではなく、近所のお庭でもそうなんですよ。 今の拙宅が建ったのが1989年のことなのですが、その時に庭師さんにツツジ、ヤマモモ、サンゴジュ、ウバメガシ、クロガネモチ、ザクロ等に加えてモミジの植樹も頼みました。私の故郷では百人一首で有名な「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の、声聞くときぞ秋はかなしき」の歌そのままの光景を実際に目にし耳にしていたものですから、秋の風情を楽しむために雌鹿を慕う牡鹿の鳴き声までは望みませんが、庭にモミジは無くてはならないものと思い込んでいたのです。 ところが、依頼した庭師さんに「モミジの紅葉には秋の季節に入っての夜間の急激な冷え込みが必要なんですよ」と教えられ、温暖な鹿児島市内の平地ではそれがないので紅葉は望めませんと言われました。 まあ、モミジの紅葉を楽しめないのは残念ですが、無いものを無いと言って嘆くより、いま庭に咲いているツワブキの黄色い花、白ツバキの白い花、サザンカの薄ピンクの花を休日の暖かい陽射しの中でゆっくりと愛で、冬の季節の暖かさに感謝すべきだと思いますね。それに故郷には海もなければあの雄大な桜島も屹立していませんでしたからね。 拙サイト「我が家の庭の春夏秋冬」の「秋冬の我が家の庭」に秋の樹木の写真をアップしましたので、興味がございましたらご覧ください。
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