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カテゴリ:鹿児島の市電
とっつあんさん、初めまして、やまももです。 私が今年の5月31日にこの拙ブログにアップした「市電延伸案への県の疑義は体育館建設計画の時間稼ぎ」への貴重なコメントをいただき感謝いたします。 鹿児島市の市電延伸計画は、県がドルフィンポートを取り壊し、その跡地に総合体育館を建設する計画を打ち出したことから中断されましたから、確かに「鹿児島市の市電延伸案はそもそも、ドルフィンポート中心に考えて」いたと言えますね。また県の同地への総合体育館建設計画への市民団体の反対署名に書かれていた反対理由には「鹿児島県の重要な観光資源である港湾地区(ドルフィンポート)の景観を壊す。/税金の無駄遣い/防災拠点として機能しない」が列挙され、( )のなかとはいえやはり「ドルフィンポート」の文字が入っていましたね。 しかし既設のドルフィンポートをなにがなんでも残そうということではないと思いますよ。観光路線の市電延伸計画にマッチし、桜島の景観を活かして鹿児島市の街の賑わいにプラスとなる建物の新設建設計画なら多くの市民の賛成が得られると思います。なお、「観光というなら、昨日23日の南日本新聞掲載の市民提案ルートの方が観光になると思ったのですが」とのご意見ですが、私もこの飲食店主や大学教授ら14人でつくる市民団体「LRTかごしま」が19日に鹿児島市役所を訪れて提案した新たな市電延伸ルート案に大いに興味を惹かれました。 鹿児島の地元紙「南日本新聞」の11月23日の記事に「市電延伸ルート市民提案 山之口本通りから種子・屋久島ターミナルへ」との見出しで「過去鹿児島市が検討している市電延伸計画を踏まえ、市民団体が、山之口本通りから種子・屋久高速船旅客ターミナルまでの『天文館ルート』の新設を市に提案した」とのことで、「天文館が活性化し、飲食店がにぎわい、アクセスが良くなり観光促進につながる」計画との説明がなされたそうです。さにら同記事には同計画の詳細についてもつぎのようなことも書かれてありました 「同団体によると、山之口本通りからボサド通りを経て、種子・屋久高速船旅客ターミナルへ通じる1.2キロを整備する。その間は路面電車と歩行者が通行できる市街地域『トランジットモール』とす る。 電停や路線の新設、定員が従来の倍以上の200人が乗れてブレーキ性能の高い路面電車の導入などで、総事業費25~27億円を見込んでいる。 ウオーターフロント地区への交通が便利になり、飲食店の多い沿線地区の情報が発信しやすくなるなど、観光面でのメリットも大きいとしている。 実現には車両の通行を制限する必要があり『タクシーや運搬業者の出入りが多い天文館地区で、市民の理解が得られるかが課題』という。同団休は『トランジットモールは、欧米ではよく見られる街並み。鹿児島の活性化のため、産学官一体となって実現したい』としている。」 「山之口本通りから種子・屋久島ターミナル」の新ルートの「トランジットモール」(一般車両の通行を禁止してバスや路面電車などの公共交通機関と歩行者の通行だけが許可される市街地域)化など非常に斬新で大胆な計画で、いろいろな困難も予想されますが、この計画案と鹿児島市の以前のウオーターフロント地区の種子・屋久高速船旅客ターミナル(高速船T)や桜島フェリーターミナル(桜島FT)の各施設を経由する計画案とを上手く組み合わせた市電延伸計画が実現すればいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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