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ポンコツ山のタヌキの便り

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2014年04月08日
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カテゴリ:中国
 私は親中派ではなく、少なくとも現在の非民主的な中国政権には批判的な人間です。しかし、日本の一部のネット内の不確かな情報に基づいての、中国は「国内の大気汚染を隠蔽している」、「元凶は日本企業だと主張している」、「環境対策に対する日本の支援を拒否している」とするようなうわさの広がりには疑問を感じています。

 ただ、確かに一部の日本企業が中国の大気汚染に関連しており、また石原伸晃環境相が中国から支援を拒否されたと述べており、すべてが全くの根も葉もないデマとは言い切れません。それでネットで改めて調べてみることにしました。

 中国のサイトでpm2.5等の大気汚染の元凶が日本だと主張しているとの説の一番の発信源はどうも「産経ニュース」2013年2月7日にアップされた「『日本に元凶』 中国ネットメディアが“責任転嫁”」と題された記事のようで、同記事によると中国の「経済網」の張捷、「華竜網」の謝偉鋒がその ような発言をしているとのことです。「元凶」という言葉を使っているのですから、張捷、華竜網たちは中国で大気汚染を引き起こした中心的存在、最大原因は日本或は日本企業だと主張しているのでしょうか 。

 まず、google簡体中文で「経済網」の張捷のそれらしき発言を検索しましたら、張捷の「日本はも しかした中国のスモッグ汚染の『元凶』か」と題された文章を見つけました。まず、おやっと思ったことは、この張捷の表題は「日本に元凶」があるなんて断定していないことです。
           ↓
     http://cen.ce.cn/more/201302/05/t20130205_24095120.shtml

  張捷は、「日本では特に地震以降から原子力発電を石炭利用に変更し、日本ではゴミもまた焼却処理を行っているから、これらのことが中国の環境に非常な影響を与えている。だからただひたすら中国だけを責めることはできない。(中略)私たちが汚染を減らそうとしているのは間違いのないことであるが、しかし気候の異常とか周囲の隣国の情況も無視することはできない」と述べています。

 また、google簡体中文版から「華竜網」で謝偉鋒が日本企業の中国における大気汚染の責任問題を論じている記事を見つけました。この謝偉鋒の記事の表題は「日本がPM2.5の規準値超えで中国をとがめるのは、旨い汁を吸って得意がるようなもの」とあり、日本人として見過ごせない記事だと思いますので、その謝偉鋒の文章の一部を翻訳して紹介したいと思います。
    ↓
 http://pinglun.eastday.com/c10/2013/0205/1209864360.html

 謝偉鋒はこの文章で、「確かに日本で基準を上回るPM2.5の数値が出たことは、やはり中国北方地区の深刻な大気汚染と関係があることは隠しようもないことであろう。しかし、日本で今さかんに『被害をこうむった』と言い立てているとき、やはり日本の数多くの企業が生産し生み出している重大な汚染を見過ごすことは出来ない。あなたたちはこのことをどう説明するのか」と疑問を投げかけています。

 さらに謝偉鋒は続けて「80年代から日本は幾つかの労働集約型製造業を発展途上国に移転させてきた。そして中国も国内の労働力資源が豊富なために製造コストが低廉で済むことを優位性にして、多数の日本企業の中国への進出を受け入れた。しかし、持続的に発展する過程中において数多くの部分に不調和が生じるようになった。例えば数多くの製造業が本国ではいずれも明確に禁止しているような製品の生産をやむなく中国で行うようになり、自国の基地はただ研究開発とマクロ的な管理だけに責任を持つようになってしまった。このような竜頭蛇尾的展開パターンは結局は中国のような発展途上国に生態環境と資源の大破壊をもたらしたのである」と指摘しています。

 謝偉鋒は、その実例としてメイコー(名幸電子)の武漢への投資やエプソンの蘇州での無蚊工業団地等での事件を挙げ、「これらはいずれも地元に引き起った生態環境破壊の事件である。これらのことは氷山の一角に過ぎず、中国ではさらに多くの企業がいまも日夜ひっきりなしに汚染を排出し続けている」と指摘しています。うーん、日本企業もまた中国で環境破壊の加害者となっているようですね。

さらに謝偉鋒は、中国の大気汚染は韓国にも及んでおり、「このことは中国一国が直面している問題ではなく、それが結局はその他の多くの国々の企業の重荷となるのであり、『打算的』な日本人もどうか誠意を示し、ともにPM2.5対策に力を合わせてもらいたい。決して中国人のみに戦わせるようなことはしないでください」と要望しています。

 ところで、日本と隣国の中国、韓国との現在の関係は残念ながら良好とは言えませんが、せめてpm2.5問題では三国の個々の利害や狭隘なナショナリズムの意識を越えた協力関係を構築してもらいたいものですね。

 今年の3月20日には三国の大気汚染対策の政策対話会議が北京で開かれましたが、google中文版でそのことを検索してみましたら、人民日報の二ュースサイト「人民網」の2014年03月21日に「中日韓がPM2.5対策を協議 日本はこの機会借りて外交関係の修復を望む」と題した記事が載っていましたので、これも一部翻訳して紹介したいと思います。
     ↓
 http://world.people.com.cn/n/2014/0321/c157278-24695080.html

 「人民網」は、日本のNHKテレビが北京で開かれたこの会議のことを報道する中で「この会議の中で中国側の代表は日本と韓国が大気汚染対策に豊富な経験を持っていることは中国にとって大いに参考になる有意義なことである」とし、「このことは中国が日韓の経験を学ぼうとする姿勢を表明したものである」と報じています。

 また人民日報が運営する国際版サイト「環球網」2014年4月3日には「ソウルと北京がpm2.5問題で共同対策を行うための協定に正式署名」と題して韓国のソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)が北京市長と会見し、両市がpm2.5等の大気問題に関する協同対策のための協定に署名したと報じていました。    
     ↓
  http://world.huanqiu.com/exclusive/2014-04/4951257.html

 「中国が嫌いだ」とか「支那が嫌いだ」と言った個人的な好き嫌いの感情はともかく、地球の環境保護のために日本は自国の経験と技術を生かして中国の環境対策にどんどん協力していってもらいたいものですね。






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最終更新日  2014年04月12日 17時29分05秒
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