8月9日に霧島アートの森で開催された山口晃画伯と同美術展については、4月24日に開かれた立川志の輔師匠の独演会においてアンコールで登場した志の輔師匠から紹介があって初めて知り、さらに4月26日のNHKのEテレ「日曜美術館」で「画伯!あなたの正体は? ドキュメント・山口晃」でこのユニークな画家とその絵の概要を知ることが出来ました。
それで私たち夫婦は8月9日に鹿児島に帰省していた次男の運転で霧島アートの森で開かれている山口晃展を鑑賞に行きました。今回の展示展テーマが「汽車とかたな」ということで、刀を扱った「無残ノ介」の墨絵漫画が展示作品の約半数を占めており、それらの漫画には正直言って首を傾げさせられましたが、明治、大正、昭和、平成の時空間を超越させて自由奔放にしてかつ細緻でリアルなタッチで描き出されてた汽車や建物、乗車客の絵にはなにか懐かしくなるような不思議な世界が展開されていました。この展示会で「平成の大和絵師」と称される山口晃画伯の魅力の一端を垣間見ることが出来ました。
なお、今夜(8月16日)の午後8時からNHKのEテレで「時代の先頭を走る画家・山口晃」と題して4月26日に放映された山口晃画伯のドキュメント番組が再放送されますので、興味を持たれた方はぜひご覧ください。