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与野党が全面対決した衆議院北海道5区の補欠選挙は4月24日に投票が行われ、野党統一候補の池田真紀氏(無・新)が残念ながら自民党の新人で公明党などが推薦する和田義明氏に敗れました。この衆議院北海道5区の補欠選挙の開票結果は以下の通りです。
▽和田義明(自民・新)当選、13万5842票。 ▽池田真紀(無・新)、12万3517票。 この結果について、露骨に与党寄りの報道をする「産経ニュース」の2016年4月.25日の記事は「追い風風吹かず『野合』共闘に限界か… 参院選に向け票差以上に大きいダメージ」との見出しでつぎのように論評しました。 「野党が共闘の象徴と位置づけた今回の補選の敗因に、基本政策を横に置き、選挙協力を優先させた「野合」批判があったことは間違いない。票数の差以上にダメージは大きい。」 産経は民進党、共産党等の野党共闘は基本政策が異なる政党間の「野合」だとの批判があり、野党共闘に今回の敗戦は非常なダメージがあったとしているのです。しかし、与党の自民党と公明党の関係は選挙に勝つための「野合」そのものであり、安保法案反対で一致した北海道五区補選の野党統一候補はよく善戦したと思います。与党はさぞかし今回の選挙結果に青ざめたことでしょう。だからこそ、野党共闘は「野合」との批判を一層強めてくるものと予想されます。 なお、2016年4月28日の「NHK NEWS WEB」は北海道5区補選で実施した出口調査(1725人対象中75%の1299人回答)でつぎのような結果を得たと報じています。 【政党支持率】 政党支持率は、自民党44%、民進党20%、公明党5%、共産党5%、、無党派24% 【支持政党別投票動向】 和田氏は、自民党支持層の90%、公明党支持層の90%台前半、無党派層の30%余りの支持を獲得 池田氏は、推薦を受けた民進党支持層の90%台後半、共産党支持層の100%、無党派層の70%近くの支持を獲得。 この出口調査の結果によると、回答者の回答政党支持率は、自民党44%、公明党5%で与党支持者49%なのに対し、民進党20%、共産党5%の野党支持者25%ですから、野党共闘が成立しなければ与党候補がワンサイドで勝利したことは間違いありません。野党共闘ということで無党派層24%中の70%近くが野党共闘候補支持に投票したそうですから、その結果の野党候補の善戦だったと思われます。 今回の善戦が追い風となって野党共闘が全国に広がることを願ってやみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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松元です。お久しぶりです。
やまももさんの説に全く同感です。 北海道5区は、亡くなった町村信孝氏の地盤で、普通なら和田氏が圧勝のはずだったのですが、池田氏の善戦が目立つ結果になりました。野党共闘の効果が出たのだと思います。 安倍政権は、今度の参議院議員選挙に勝って憲法改正をしようとしています。 私は、憲法は絶対に変えてはならないとは思いませんが、自民党の憲法改正草案には断固反対します。 明日は、憲法記念日。東京では有明防災公園で護憲の集会がありますので行ってこようと思っています。 (2016年05月02日 15時51分44秒)
松元世紀さん、こんにちは、やまももです。
2016年3月14日に安倍晋三首相が自民党の党大会で夏の参議院選挙に向けて、野党に「負けるわけにはいかない」「選挙の為なら何でもする、だれとも組む、こんな無責任な勢力に私たちは負けるわけにはいかない」と発言している様子を日本テレビが報じたとき、なんとそこにテロップを入れ、「何でもする、だれとも組む」と安倍首相自身の発言と勘違いされかねない文字が入ったそうです。 要約して文字量を抑えたのでしょうが、ニュース報道としては余りにもひどい間違いですね。テレビ局は後で謝罪したそうですが、でも安倍首相の本音をつい紹介してしまったのかなと苦笑してしまいました。 夏の参院選では安倍首相は憲法改正(改悪)問題を正面切って訴えるとしていますから、護憲勢力側も真の力量が問われますね。護憲のためならなんでもする、だれとも組む覚悟で頑張ってもらいたいと思っています。 (2016年05月03日 10時37分41秒) |