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テーマ:楽しい山登り報告(685)
カテゴリ:山行の印象
関東100名山の加波山から筑波山への縦走に参加した。A社のツアーでここ以外にこの企画はない。大半は関東ふれあいの道(以下、関ふれ)を歩くが、四つのコースを一日で歩く長い山行だ。
前夜、東京駅丸の内をバスでに出発、常磐道から北関東道に入り笠間SAで仮眠する。桜川筑西ICで降りて、西側から国50に入りJR岩瀬駅でバスを下車する。 真っ暗の中、3:53ヘッドランプをつけて歩き始める。すぐ東側の踏切を渡ると右側に関ふれの大きな看板があり、先の広場から東に山道に入る。 不動滝を過ぎると尾根に廻り込み、少しで御嶽神社に着いた。ツアーではここを御嶽山としている。 緩く登っていくと御嶽山の三角点があるはずだが、暗くてわからなかった。一旦降りて登り返すと、採掘場の手前で西に迂回してまた降りる。登り返して稜線に出る。地形図の電波塔のすぐ西側の道でなく、もうひとつ西側の道だ。 直角に曲がり稜線を行くと電波塔があり、左から林道が上ってきている。やや急な斜面を登ると東西に長い雨引山の山頂だ。ここで朝食をとるが、少し寒い。夜が明け燕山、筑波山が見えてきた。 この先、所々、地形図と道が違い概ね稜線の南側を巻く。400m附近で後方に展望が広がり、日光の男体山等が見えた。この先は、ロープも時折ある滑りやすい急斜面だ。 勾配が緩み、また急になった先で、燕山に着く。降りてすぐ先の高台にあずま屋、電波塔があり休憩した。 ここから林道歩きになり、加波山神社親宮に到着。 参拝後、鳥居をくぐり、岩に道を登っていくと、次から次へと祠があり、加波山神社本宮にでる。ここが加波山山頂で三角点が埋まっていた。 降って行くと風力発電の白い塔が二本見えてきて、そこに向かって降りていく。自由の魁の碑がありそこからは林道を歩く。 一本杉峠から、「バイク進入禁止」看板の後から踏み跡に入り稜線を行く。関ふれルートは林道を進む。鞍部で二度林道に出て稜線に入る。ここも踏み跡だ。 足尾山は足の神様を祀り、祠と下の拝殿跡には使い古した靴、義足等が奉納してあった。 参道の階段を降りて再び林道に出る。ここからはしばらく林道を歩き、時折ハンググライダーの離陸場を過ぎて進む。真壁への分岐で左に入ると、すぐきのこ山山頂、三角点は東のコブの中だ。ここで早めのランチタイムとなる。 しばらく稜線に沿って歩くと、木立の間に筑波山が大きくなってきた。 林道が大きく曲がり始め、上曾峠に出る。県道を越え反対側の林道に入り、緩く登り降りすると、再び広い車道に出る。ツアーではここを湯袋峠と称していたが、地図上ではもう少し南側だ。 車道を北上して、標識に従い左折、木橋を渡ると関ふれ:裏筑波の道だ。沢沿いを緩く登っていく。時折、ニリンソウ、キクザキイチゲが少し咲いていた。行動9時間を越えての登りなのできつい。10時間を越える行動は何度もあるが、この時間帯で登っていくのは初めてかもしれない。 沢を離れやや急になると林道に出る。右に水平に進むとキャンプ場施設があり、トイレがあるが閉鎖されていた。更に東に進み、広い車道に出て登っていくとユースホステル跡地の駐車場に出る。ここでリーダーが足を痛めたらしく、サブとトップを変わった。250mほどの高低差をだましだまし登り、御幸ヶ原で大休止した。茶屋に入り、味噌おでんを食べると疲れがとれた。 ザックを預けて男体山神社を往復、御幸ヶ原に戻ると、加波山方面がよく見える。 ザックを背負い、筑波山女体山に向かう。ロープウェイ乗り場を過ぎると観光客が増えた。筑波山山頂は天皇陛下即位20周年奉納石碑の工事中だった。一等三角点が石に埋め込んであり、日本100名山の石柱がある。東南方面に霞ヶ浦の湖面も光っていた。 つつじヶ丘方面に下山、岩道の急斜面を降って行くと弁慶茶屋跡に出る。以前、来た時は営業していたが更地になっていた。筑波山神社分岐を分け緩く降って行くと、樹林が無くなり下に駐車場が見えた。 ぐんぐん降り、つつじヶ丘駐車場に17:55到着。バスに乗り、コンビニに寄り、軽食とアルコールを買うともう暗くなっていた。明るい内は全部歩いていたことになる。国125に出て土浦北ICから常磐道で帰京した。
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最終更新日
March 31, 2009 10:35:33 PM
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