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カテゴリ:新聞記事
日経新聞より引用します。
どうやら、リケンは工場分散でリスク対応するようです。 一方自動車会社は一社集中している会社については在庫の積み増しや調達の分散化の検討に入っていると書かれていますが、これについては、多面的に時間をかけて検討するので結論が出るまでもう少しかかりそうです。 エンジン部品、リケン、分散生産、内外拠点で、災害リスク低減。 エンジン部品、リケン、分散生産、内外拠点で、災害リスク低減。 2007/07/27 日本経済新聞 朝刊 P 1 自動車部品大手リケンは二十六日、新潟県中越沖地震で被災した工場で集中生産するエンジン基幹部品のピストンリングを国内外で分散生産する方針を決めた。二〇〇八年にも中国・米国工場と熊谷事業所(埼玉県熊谷市)でも生産できる体制を整える。トヨタ自動車など顧客の工場近くに在庫を抱える倉庫も設置。ピストンリングの国内シェア五割を握るリケンの操業停止が完成車全十二社の生産休止に波及した教訓を踏まえ、災害時のリスクを低減する。 今回の地震ではシェアの高い自動車部品を集中生産するリスクが表面化。日本自動車工業会の張富士夫会長も二十五日の記者会見で部品を分散生産するよう要請する考えを示しており、他の部品メーカーにも同様の動きが広がりそうだ。 リケンは柏崎事業所(新潟県柏崎市)で各メーカーの車種ごとにピストンリングを生産し、供給してきた。今後は中国・武漢と米ミシガン州の工場で柏崎事業所と同じ製品を生産できるよう技術・ノウハウを移転、新ラインも設置する方針。 国内は配管部品などを生産する熊谷事業所に、ピストンリング対応の汎用ラインを設置。倉庫は自動車工場が集積する中部・関東地区に各一カ所設け、一―二週間分の在庫を置く計画だ。 自動車各社も一社に発注が集中する部品は、在庫積み増しや調達の分散化の検討に入っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「日立金属、冶金研究所ついに境界潤滑の原理を解明」
機械設計屋ならわかるとおもうが、軸受などの設計に際し、従来の面圧を踏襲して40年もの年月が流れている、トライボロジー分野に画期的な理論「炭素結晶の競合モデル(CCSCモデル)」という画期的な理論を日立金属が発表した。鉄鋼材料と潤滑油の相互作用で出来た表面に付着しているナノレベルの炭素結晶の構造が滑り具合を決定しているとのこと。 この理論に基づいて開発されている自己潤滑性特殊鋼SLD-MAGICの売り上げが一段と加速することが予想される。 (2016.10.23 12:03:23) |
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