テーマ:美術館・博物館(1487)
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東京国立博物館は、帝室博物館のころから海外美術館と交換をやっていて、ずいぶん面白い作品を得ている。所蔵する日本美術品を提供して交換するわけである。これは昭和32年にパリのギメ美術館と交換したとき得たこの敦煌出土の絹の仏画で、小型ながら精品である。また、昭和42年にイラクと交換したものもあり、東洋館のメソポタミア展示で異彩を放っている。
昭和18年ごろハノイの極東学院と交換したアンコールワットなどの遺品は優れたものであるが、今はあまり公開されていない。以前公開されていたとき、ご老人が家族に「こういうものは戦争中に略奪したものだ」と大きな声で話ていた。いくらなんでもひどすぎる嘘なので、口出しして訂正しておいた。こういう捏造やいいがかかりが多いせいだろうか? 今は大きな石彫はあまり公開されていないのは残念である。カンボジアに返すのなら、それでもいいと思うが、隠して死蔵するのは止めて欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.25 08:58:58
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