カテゴリ:登山
正月山行の偵察として、片貝川に車を走らせる。昨日の偵察の偵察で、車が入ることは分かっていた。メンバーはDさんとM本さん。地無似ーで、うぃんうぃん上流を目指す。片貝山荘の先で、デブリが道をふさいでいる。歩いても大した距離ではないので、下流に車を捨てて歩き出す。
毛勝山西北尾根から、目的の尾根を偵察することにし、雪で埋まった登山道をツボ足で登り出す。ワカンはなくても平気であった。ごぼることはなく、またラッセルもきつくはなかった。 雪山は、良い。下界の毒を全てはき出すことができる気がする。それは仕事で病んだ精神であったり、飲み疲れた肝臓であったりするのであるが、青空の下に映える純白の雪景色を見るだけで、癒されるのだ。 特に駒ヶ岳を中心として、剱岳北方稜線の白さは際だっていた。ただただ見とれていた。今回は三脚と一眼レフを持ってきていたので、潅木の少ない偵察地点に立つたびに、撮影を楽しんでいた。AEBすると一地点で2、3枚撮ってしまうので、36枚撮りフィルム1本を消費するのにさほど苦労はしなかった。 高度を上げた方が尾根が細くなり潅木が減るので、偵察はしやすくなる。時間もたくさんあったので、できるだけ上を目指す。標高1300m付近で傾斜が緩くなると、腰までのラッセルも出てくる。適度な時間になったので登高停止としたのが11時。雪を整地して各々昼食。往路下山。 気温が上昇し、雪崩の音が山間に響く。下降路のそばでもあちこちで「ジャーッ」と音を立てながら全層雪崩が発生している。凹部に入ることはできない。忠実に尾根をたどった。14時前に無事下山。半日であったが、楽しい山行となった。 偵察もさることながら、写真撮影も楽しいものであった。被写体が良かったので、レンズをどこに向けても絵になるのである。あとは露出が思った通りになっているかだけだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/11/25 09:48:24 PM
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