カテゴリ:登山
本日よりゲートの開いた剱岳へ。警備隊はまだ来ていなかったので、馬場島荘の佐伯徹さんにあいさつがてら行動計画を告げる。GWになったが駐車場は埋まっていなかった。 水流は出ているが、それ以外の川原は雪べったり。堰堤を越すためにルート探索すると、左岸に徒渉しないとならないこととなる。堰堤の下流で靴を脱ぎ、冷たい川水に足を浸す。 堰堤の上では左岸から右岸へと渡る。ここはももまで水に浸かった。ほんの数十秒の間だが、足がしびれてきた。最初の難所はクリアした。 雪の上を歩いていくと、右手に池ノ谷が見えてくる。雪はべったりついているが、我々は最初からここの通過は考えていない。下り坂の天候の中では、いつ何が振ってくるか分からない危険なゴルジュ地帯だ。 小窓尾根を登るのに一般的に使われる踏み跡は、この大岩の左岸側にある。今回は雪がべったりなのでルンゼの雪をたどった。写真奥の鞍部は、大窓。 アイゼン、ピッケルの世界。なかなかの急斜面だ。ジグザグに登高し、途中で踏み跡と合流する。しかし雪の上を歩く方が楽だ。 小窓尾根1600m地点で昼となる。白萩川側から吹き付ける風が冷たい。ここから池ノ谷へ下降し、写真中央上の剱尾根末端まで行こうと計画していたが、谷の状態が悪くとてもじゃないが下りる気がしなかった。見ているそばで側壁から雪と岩がガラガラと落ちてくる。 1600mの少し上の平らな雪面にテントを設営する。まだ早かったが天気が崩れることを見越しての判断。中に入ったら雨が降ってきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/27 09:13:19 PM
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