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やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

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2011/06/02
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テーマ:渓流釣り(267)
カテゴリ:沢登り
今日は待ちに待った渓流釣りのトライ日である。思えば2002年、釜谷遡行前に渓流釣りを試したことがある。この時は全くの素人で持参した餌もなく(現地調達のカワゲラ一匹)、第一投で仕掛けをばらしたという話にもならないデビューであった。

それから沢遡行は数あれど、竿を持っていくことはなかった。何度かイワナの魚影を見たことがあり、ほぞを噛むばかりであった。服部文祥のサバイバル登山関連の本を読み、食料を現地調達することに大いに刺激を受けた。

自分にも、できるのではないか。

そう思ったらいてもたってもいられず、図書館で本を借り、釣り道具屋でテグスと針を買い、100均で道具類を求めた。夜中には仕掛けを準備した。9mmザイルなら扱いはお手の物だが、釣り糸は見えなくて困った。結び方は転用できるのだが。

今朝、庭のミミズを探した。土の上に置いた肥料袋の下は程よく湿っていて、表層にミミズがうごめいているのだ。難なく捕まえてタッパーに詰めこむ。

仕事中は、釣りのことで頭がいっぱいであった(ミミズの状態も)。大物を釣り上げるイメージが浮かぶばかりであった。場所は前から決めていた。退社後、一直線に現場に向かう。

静かだ。長靴に履き替えて、竿とともにポイントに向かう。ミミズを針に付けてそっと水面に落とす。水深が浅いものだから脈釣りにならない。しばらく置いてから竿を上げる。

第一投でヒットしていた! 竿を引き上げたら、ミチイトと仕掛けの境で外れてしまった。結び方が不適切だったようだ。仕掛けを再度付けて第二投。うを、またもやヒット! 今度は地面に上げることができた。ヤマメ21センチであった。

いやーこんな簡単に釣っていいものなのか。ヤマメを釣ったら針が折れてしまっていた。またも仕掛けを交換して第三投。投げる方向は草の少ない方とした。またしてもヒット! イワナ27センチであった。大人しいな。ヤマメは暴れるからすぐに締めたが、イワナは車に乗る直前に締めた。

まだ釣りたかったが、オロロの襲撃が激しくて退散。次からは虫避け対策が必須だな。

01
上がイワナ27センチ、下がヤマメ21センチである。イワナはえらい痩せているな。やみくもにミミズに食らいつくのもうなずける。釣果があったものだから、祝杯をしないわけにはいかない。立山酒店で日本酒を求めた。

帰宅後、てきぱきと内蔵とエラを取り除き、塩焼きにした。ヤマメはそれなりに肉があったので、家族で分け合った。旨かった。ほろほろとした肉を箸でつついて酒を飲んだ。

イワナはヤマメと一緒にグリルしたのであるが、十分に焼けていなかった。ならばと再度じっくりじっくりと焼き、骨酒用とした。どうせ痩せていたし。半分に切って残りは後日楽しむとした。

02
イワナの骨酒(半身)。思えば2002年のGW合宿。山中で偶然会ったハッタさんに、イワナをプレゼントされた。それを合宿メンバーで骨酒にして飲み回したのが、今でも鮮烈に思い出されるのだ。それほどまでに旨かった骨酒であった。やまやろうの基準はこの時の骨酒となった。

今日はじっくり焼いたイワナを、熱燗にした純米酒に放り込んで2分間蓋して待った。透明な酒は薄黄金色に変わった。ズズッとすする。9年前の骨酒の味が、じわじわと思い出される。こういう味ではなかったか。これだよ、こんな味だったよ(多分)。

あの時の味に再会することができた。懐かしかった、嬉しかった。自分で努力すれば、また味わえることを知ったのは大きい。自分でイワナを釣れば、最高の骨酒を味わえるのか。いやーこれから楽しみだな。

ちなみに骨酒は、ダシが出ききる前にもう一度酒を入れた。都合一+一合を楽しむことができた。至福の夕食であった。

おなじポイントにはおそらくまだ魚がいるだろう(ばらしたし)。そいつらを適度に釣りつつ、他のポイントも開拓していきたい。渓流釣りに慣れた段階で沢登りに竿を持参し、夕食のお供にするのが、やまやろうの最終目的である。今日はその第一歩を踏み出すことができた。





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Last updated  2011/06/02 10:58:31 PM


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