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2012.07.28
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カテゴリ:史跡巡り
 およそ2ヶ月程前―ラム先生祭真っ只中の5月末―、毎回為になる歴史話を素敵な写真付で綴られてらっしゃるgundayuuさんが来岡されるというので御一緒させていただき、岡山で最も心が洗われる城下町(だと私が勝手に思っている)・高梁市へと行ってきた。
 以前「岡山史跡巡り・2~備中松山城、山中鹿之介の墓」で訪れて以来、高梁へは約4年ぶり。前回の行き当たりばったり一人旅とは異なり、今回はちゃんと事前に大まかな予定を組んでいただいてから旅に臨んだので、実に多くの観光名所を観て回ることが出来た。城と墓以外にもこんなにたくさんの見所があったのね…(^^;

 今回は岡山と出雲を結ぶ特急やくもで出発電車 やくもは別名“ゲロ列車”と言われるくらい振り子独特の揺れがキツく、十数年前に山陰を訪れた際に私も酔ってエラい目にあったことがあるので実はちょっと怖かったのだが、今回は楽しく会話している間に備中高梁駅に到着♪ ホッ

 駅からてくてくと徒歩で紺屋川美観地区を通りながらまず向かったのは、小堀遠州作の庭園で知られる頼久寺

 頼久寺(V.2012_07_28__03_58_59).jpg うむ、こじんまりとして趣のある庭園じゃ

 続いて向かったのは石火矢町ふるさと村の一角にある武家屋敷、旧埴原家旧折井家。江戸後期の中級武士の暮らしぶりを窺い知ることが出来る、なかなか興味深い屋敷ではあったのだが、旧折井家の母屋に鎮座していた動く人形達(折井さんと彼の妻並びに嫡男)があまりにも不気味で、それしか印象に残ってなかったりしてショック

 ここからタクシーに乗り、天守の現存する山城では随一の高さ(標高約430M)を誇る備中松山城へ。
 だがタクシーで行けるのは標高290Mの所にある鞴峠(ふいごとうげ)まで、あとは自力で遊歩道を歩いて登るしかない。まぁこの3年間、毎朝新聞配達で鍛えているので今回は余裕っしょ、と登り始めたものの相変らず早々にバテバテ。gundayuuさんが御一緒してくださってなければ、確実に途中で野垂れ死んでいたと思う…。

 備中松山城.jpg うむ、ここまで無事に辿り着けただけで感無量じゃ

 お次はベンガラ色の町並で知られる吹屋ふるさと村へ。前々から興味はあったもののなかなか行ってみる機会がなく、今回地元民である私からリクエストしてしまった…快く応じていただき、本当に感謝しておりますm(_ _)m
 おおッ、街中の壁がベンガラ色で美しい。ベンガラ(弁柄)とは別名紅殻ともいう酸化第2鉄を主成分とする赤色顔料のこと。ほんのり上気した頬のように上品な赤色の町並なのである。ちなみにこの吹屋地区は平成24年度都市景観大賞を受賞したそうなきらきら
 郷土館旧片山邸住宅やらを見て回り、さらに少し歩くと3月に閉校になったばかりの、現存する国内最古の木造校舎が話題になった高梁市立吹屋小学校が。

 吹屋小学校1(V.2012_07_28__03_57_46).jpg うむ、風格漂う立派な小学校じゃ

 続いて吹屋銅山の坑道と採掘現場の遺構である笹畝坑道へ。ヘルメットを着用し、徒歩で坑道内を進む。天井が低いため圧迫感に恐怖しつつ足を進めると、ひぃぃぃ~ッ!またしても不気味な動く人形達が!観光客を楽しまそうという心遣いは伝わるものの、やっぱ怖いよコレ…ショック

 そして今回の高梁の旅の最後を飾るのは、銅山とベンガラの原料であるローハ製造で巨大な富を築き上げた庄屋・広兼さんの大邸宅、広兼邸
 故・渥美清さんが金田一耕助役を演じた映画「八つ墓村」のロケ地として知られるこの大邸宅、実際に目にするととにかく石垣がデカすぎてそれだけでもう不気味であった。
 
 広兼邸1(V.2012_07_28__04_00_06).jpg 広兼邸2.jpg うむ、祟りなんじゃあ!

 歴史好き、特に幕末好きな方なら備中松山藩といえば、江戸幕府最後の筆頭老中・板倉勝静が真っ先に思い浮かぶだろう。だが今回街を歩いてみて目に付いたのは、意外にも山田方谷の書ばかりであった。そりゃ勝静さんはお江戸にいることが多く、方谷さんは地元の藩政改革に心血を注いだお人なので当然なのかもしれないけど…。高梁はや~まだ一色なのだった。

 石火矢町ふるさと村からずっと案内してくださったお喋り上手なタクシーの運ちゃんと、ブログから伝わる優しい御人柄そのままのgundayuuさんのおかげで随分と思い出深い、楽しい旅だった。本当に有難うございましたスマイル





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Last updated  2012.07.28 19:45:46
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