不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

◇BS-2で夜中に放送されていたのを録画して見ました。
『うつくしい人生』は、1999年の仏国映画です。

「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」のフランソワ・デュペイロンが、美しいフランスの田園を背景に、家族の崩壊の危機に直面する中で自分の生きる道を見つけていく一人の青年を描いた感動作。
酪農家の息子ニコラは、都会への憧れを抱きつつ、無為な日々を過ごしていた。
そんな中、一家を狂牛病の被害が襲い、父は自殺、祖父母は老人ホームへ送られる。
何とかやり直そうとするニコラは、やがて恋という喜びにめぐりあう。
監督　フランソワ・デュペイロン
出演　エリック・カラヴァカ、ジャック・デュフィロ、イザベル・ルノー　など


予測はできる、ありふれた作品です。
牧歌的な話で現実的ではない。
都合の良い見方をしすぎている感じはあります。

序盤が不幸すぎるので幸福感は無く、観ている側も辛いですね。
狂牛病の話が映画に出るのは初めてでした。
関連があるのかと思いましたが、終盤には関係ないですね。

もう少し短縮すればよかったと思います。
フランスではなく、アジアの映画なら良かったのにね。
悪い作品ではないが面白い作品でもない。

デジタルカメラなのか色が変ですね。
綺麗な山の色に自然な心がない。
実際の山はもっと綺麗だと思います。
牛乳が白くないのはガッカリです。

タイトルは『うつくしい人生』ですが、主役の家族には辛い人生ですね。
もっと田舎の生活の苦しさが無かった。
若すぎるので、このタイトルは、まだ早すぎると思います。

タイトルを気にせずに、フランスの田舎風景を観たい人はどうぞ～(笑)。