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鈴木康央の「いのち文化研究所」  赤心庵2 

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いのち文化研究所

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ダンボール堆肥 いいですね〜@ Re:●『ダンボール堆肥は危険!』記事に、こんな「コメント」をいただきました。ありがとうございます。(06/16) 夏はコンポスト、冬はダンボールコンポス…
コスモス@ Re:●夏野菜も終わりかけています…でもまだまだ(笑)(09/29) 初めて書き込みますが。 お元気でいらっし…
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effelpist@ kilovermek.es effelpist <a href="https://kilovermek.es/…
2010.01.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類

●このブログでは何度も書いてきたことなのだが、昨日某TVで「世界に誇る日本人100人」とかいう番組を見ていて、再度、本当に腹が立ってしょうがなかった。

きょうはその憤慨を書きたい。




なにが「奇跡のリンゴ」だ!奇跡なんてことば 簡単に使うな!!!



本当に危ないのは無農薬!

私と、松下一郎が、『本当は危ない有機野菜』(徳間書店刊)で、一貫して言ってきたことは、無農薬無化学肥料なんていう農法があったとしても、それは逆に「危ない」野菜しか作れない、ということだ。


詳しくはその本の中で言っているので割愛するが、たとえそれがリンゴであってもミカンであっても野菜であっても、使わなければならない最低の農薬の量(農水省基準内)というものがあって、それを使わなければ、必ずと言っていいほど害虫やカビにやられる、ということである。

まず出荷できない。出荷できなければ野菜は高騰する。我々の手には届かない。



●また、もし農薬を使わなければ、野菜やリンゴであっても、作物は自分の身を(実を)守るために、ある特定の酵素を作物自体が出すか、もしくは皮や実を固くして害虫等を寄せ付けないようにすることが多いので、それは人間が食べるのには適さない、ということが言えるのだ。

これは次著の『野菜畑のウラ側』(ゴマブックス刊)で言ってある。


つぎに無化学肥料がいい、などというのは迷信であって事実とは反する。



化学肥料はもともと天然原石!



●第一、「化学肥料」というものは存在しないのであって、存在するのは「化成肥料」「化石肥料」であることは前著『本当は…』で言ってある。

化石肥料とは、つまり古代からの石や岩、つまり「化石」そのものを砕いたものを、バランスよく元素配分を考えて調整したり、丸い粒状に加工したりして人工的に「再調整」したもので、ミルクでいえば「調整牛乳」みたいなものである。もっともミルクについて言えば、「成分無調整」とはいっても、煮沸消毒やろ過したりしているので、純粋な販売用の牛乳など存在しない。


●化成肥料も、実はそれと一緒のようなものである。

化成肥料というと、石油製品のようなものだと勘違いさせたのは作家の「有○佐○子」女史である。
これはいまじっくりと調理中であるからそのうちバッサリと…(笑)



木村さんちのりんごが去年は出せなかった!


●さて、話を戻すが、無農薬がいい、なんていう農法で作物を作っている農家やヒトがいても世の中自由であるから一向に構わないが、マスコミで取り上げて「世界初」だとか、これが一番のように思わせているとなると、これはムシズが走るというものだ。

誰それさんの農法がどうであろうと、自分の責任でやっているのだから構わないが、そのためにほかのリンゴ農家が「ア○かバ○」のように、あるいは犯罪的であるかのように思わせるならば、それはマスコミの犯罪であろう。


●昨年はリンゴが一個も出せなかった木村さん。どうして一個も出せなかったのか?
ほかのリンゴ農家はだしているではないか?
自然農法だからか?それでは困るのだ。


本人はなぜかはっきりとは「わからない」らしい。天候不順のせいだと?
それではまさに放任自然農法だ。
ほかのリンゴ園は出していることはたしかだ。工夫だろう。


マスコミは勉強不足!



それをマスコミは言わない。決して都合の悪いことは報道しない。まるで神様のように扱うマスコミの報道姿勢にむかっ腹が立つ!!!

だいたい「日本人100人」になぜ入れるのか?もうあの番組のネタはつきたのか!どうやらそうらしい。本当の本物を見分けられない。

マスコミの勉強不足である。

無農薬自然農法なんてありえない、ということを知らせなければならないのが本来のマスコミの仕事であり良識であろう。



作物一つ○千円で売るというのは一歩間違えば詐欺商法まがいかな?!


●それで、そういうTVを見た消費者が、木村さんのリンゴをほしがることになる。

木村さんのリンゴが何等級の、どの程度の糖度をもった、どういう品種であろうとも、それが木村さんちのリンゴであれば群がって値を吊り上げる。

青森や弘前の多くのリンゴ農家が、毎年苦労して作り上げたリンゴが値崩れを起こしているのに、木村さんちのリンゴだけが、どんなものでも売れるということは許せない。

まして、木村さんはUFO・宇宙人と頻繁に会っている方で、普通の常識では考えられないことをおっしゃっている。そういう方だ。(月刊「ムー」2009年10月号所蔵記事)
事実らしいから申し上げておく。
宇宙農法らしい。(笑)



農法に奇跡なんかない、あるとすれば全てが奇跡だ!



●弘前の歴史あるリンゴがいま危機にあるのは、こうした「奇跡」を悪用したマスコミやなにかの情報操作に原因がある。

そして、木村さんを利用して儲けている奴がかならずいるはずだ。誰だか知らないが。



(結論)

農業に奇跡なんかない。あるとすればすべてが奇跡だ。すべての農法が奇跡の連続で、今年も出荷できるのが奇跡ではないか。

木村さんの所だけが奇跡でもなんでもない。
農業はれっきとした生産科学であり、中身は理科系の計算づくめと自然との戦いなのだ。

リンゴができたりできなかったりする農家が、なんで「奇跡」か?



いや、ときどきできるから奇跡なんだろう。


量的に平均して出荷できないりんごなど、「失敗」ではあるまいか?そんな疑問もわいてくる。

この自給率最低の時代に…


付け加えておくが、聞くところによると、もちろん、農協もこの農園のりんごなど相手にしていないそうだ。。


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Last updated  2010.01.26 20:20:47
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