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鈴木康央の「いのち文化研究所」  赤心庵2 

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いのち文化研究所

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コスモス@ Re:●夏野菜も終わりかけています…でもまだまだ(笑)(09/29) 初めて書き込みますが。 お元気でいらっし…
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2010.06.20
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カテゴリ:カテゴリ未分類
●きょうは、二回目です。



第一回に続き、「出版企画」の作り方・です。


第一回はこちら↓


 「出版企画」の作り方…講座 第1回



原則1「ブーム企画…それは「喉から手企画」となる」


では、ブーム企画とは何でしょうか?その見分け方とは…そして出版社が喜ぶ「喉から手企画の作り方」とは?


■いま、ブーム(流行・世間の目が行っているところのもの・関心事…)

ブームと言っても、いろいろな次元がありますし、分野があります。

チャラチャラしたブームのことばかりを「ブーム」とは言いません。


「その時代、その時期の状況」を 「狙い撃ち」にすることが、出版界での「ブーム」と呼ぶことがあります。


また、この「ブーム」は、出版のほうで「作りだす」ことが出来ます。
もっとも、その「流行」を作り出すのは、ファッション業界のように、提供する側の「意図」によるものが多いわけですから、当たり前と言えば当たり前でしょう。



このことについては、 『もしドラ』ブーム(80万部突破)を例にとって、後述します。


『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら』

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その場合の「コンセプト」「チャネル」は、 『ミス・マッチング』のおもしろさ、となります。これは 『バカの壁』(養老孟司著)から始まったと言えるでしょう。

単に題名「コピー」の面白さではなく、ブームの源を「心理学的」に見ていく必要があるのです。


■「その時代、その時期の状況」を「狙い撃ち」にすることで 「ブーム」を作り出そうとすることができます。

「民主小沢ブーム」「鳩山ブーム」「密約」「普天間問題」…など、短い話題性のある状況は次から次へと動いています。政治ブームです。そして本も出されては消え、出されては消えました。


そんな中…

今月末(6月30日)に書店に並ぶ予定の、 『覇権大国 中国が小日本を消す日』(大林弘和著・ごま書房新社刊)が登場します。

 

 

 

 

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この本は、中国が日本を支配下に収めていくプロセスを、日本海の環境破壊の隠された実態を暴くことで証明しようとしている逸書です。わたしが企画・編集協力したものです。

そして、「大林弘和」という逸材を発見し、デビューさせることができたきっかけの本でもあります(大林氏の処女著作でもあります)。


ブログ

大林弘和の「ニュースでつながる日本と世界」


ちなみに内容は…


いま、中国の興隆、日本の一時的凋落本格化しようとしている時代状況に「焦点」を合わせた企画です。

どのように、中国は日本を支配下に収めようとしているか、について興味が湧いてきているという時代状況に、大林氏はピンポイントしたわけですね。


もちろん、それが「ブーム」となって、これまで以上の「中国批判」が起きることを、大林氏は期待しているのでしょうが、もしそうなれば、それがいわゆる出版による「ブーム」の火つけ、ということです。


ただし、本当に大林氏と出版社の意図どおり、そうなるかどうかは、「世の中に問いかけてみなければ」わかりません。


中国の 「日本つぶし」の実態に驚き、真実をもっと知りたいと願う日本人が多ければ、ブームは(小さくても)起きるでしょうし、大林氏が報告する中国の「日本つぶし」の真実を
信じない、わからない、関心がない日本人」になっているならば、いくら事実を暴いても「なにも反応は起きない」でしょう。



■ここに、出版での「ブームつくり」「仕掛けづくり」の難しさがあります。

さて、どうなることか。。。


わたしの予想では、著作の性質上、爆発的ヒットはないものの、ずっと売れ続けるような感じになるかと思います。

次第に評価され、噂が噂を呼んでいけばいいかと思います。

それはまるで、 『本当は危ない有機野菜』『野菜畑のウラ側』『夢で終わらせない農業起業』nお3部作を書き、いままた新作に取り組んでいる 松下一郎氏のように。





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松下氏の場合は、楽天、アメバ、FC2…などにブログを持ち、一日に2~3回、ブログ記事を可能な限り更新し続けています。


松下ブログ
松下一郎のグリーン・ブレーカーズ


この並々ならぬ努力が高く評価され、最新作『夢で終わらせない農業起業』は、出してまだ半年ですが、ぐんぐん売れ続けています。


「200万冊ランキング・アマゾン」では、総合順位で3,000位~4,000番台を行ったり来たりしています。
ときに下落しますが、すぐに上昇します。
毎日のように、どこかでどなたかが買っておられるということでしょう。


漫画や雑誌を含めての総合順位ですからすごいことです。

また、著者にとっても売れ続けることは、とてもうれしいことなのです。







内容がホンモノだということは、貴重な「ブーム」づくりの条件だからでもあります。

次回は、 『内容・ホンモノとウソ』ということについて書きたいと思います。


今後の予定は

●『内容・ホンモノとウソ』
●『ミス・マッチングの痛快さ』
●『購買意欲をそそる題名コピーのおもしろさ』
●購買意欲をそそる「コピー」のつくりかた
●『ノウハウより「脳HOW」?』
●『作家作品のフォローでヒットさせる』
●PCを使った企画の立て方・作り方
●PCを使った企画書の作り方
●出版社への売り込みの方法 …など



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おとうさん、ぼくはブームにならなくてもいいよ~













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Last updated  2010.06.20 10:18:55
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