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「吉田典史」の編集部

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2010年02月06日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


大学講師であり、
労働問題の気鋭の論客・大野正和さんの
本が新しく出ました。


「自己愛化する仕事」(労働調査会、1600円)。


大野さんは、
雑誌「先見労務管理」で連載を書いておられます。


わたしの印象をいえば、
甲南大学名誉教授の熊沢 誠先生が
デビューしたころの感じです。


熊沢先生の本は、1970年代のはじめのものから
読んできました。


怖いくらいに会社の実態をおさえていること、
そしてそこからの分析がじつに鋭いことが大きな特徴です。


あんな感じが、大野さんの本からは感じますね。

きっかけしだいで、この方はその世界でブレイクされるでしょうね。
そんな予感がします。

そのブレイクスルーになるかもしれない本です。

おおざっぱに読んだだけなので、あらためて
ここで紹介します。


たぶん、
いま、成果主義から新しい方向に流れつつあるので
そのあたりを汲み取ると、いい本になるでしょうね。


ただし、
その分析はすでに多くの人が試みていることであり、
どのくらい差別化ができるかでしょう。


大野さんは、
「ひきこもり」などをキーワードの1つとして
いまの労働環境の真相に迫ろうとしています。


その試みはおもしろいし、
ほかと差別化は十分にできています。


問題は、説得力があるかどうか。


学者としての、論文を書く力ではなく、多くの読者を抱き込めるか
どうかでしょうね。分岐点は・・・・・・・・。


一読した限りでは、ぐっとくるところもあれば、
このあたりはもう少し踏み込んで欲しい、と
いうものもあります。


当然、時間など限りがあるから難しいところではあるでしょうけれど。


事例がほしいところです。事例が。


読んでいくと、そんな気がします。


熊沢先生のあの、対象に肉薄する野心がほしいですね。

それがあれば、この学者は間違いなく、ブレイクします。


書く上での立ち位置がいいですから。


あとは、それを深く堀り下げることができるか、という感じがしますね。


頭の中ではそれができているのですけれど、
多くの人が納得する事例を集めるなどをすると、
その掘り下げに広がりが出てくるんですね。


このあたりは、気鋭の学者にぶつかる壁であり、そこを
乗り越えることができるかでしょう。


この学者は、出てきますよ。たぶん。

では。





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Last updated  2010年02月06日 21時54分39秒



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