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2006.04.14
テーマ：お葬式あれこれ(41)
カテゴリ：お葬式
昨日の葬儀日誌に繋げて語りたい 弥生月に、悲しい思いをした葬儀がありましたん  いざ出棺！って時にだぞ！ それまで動いていた霊柩車が、いきなりエンジン停止！ ウンともスンとも言わんのじゃぁ！！ いえ、実際はカラカラと 明らかに車の音とは思えないような 寒くカワイタ、エンジン音とも言えん音がのう・・・してたんや で、バッテリー繋いでチャージかけたら１発でかかり 何とか釜の時間ギリ到着で出棺できたんやが・・・ 故人は爺ちゃん（行年80歳） きっと婆ちゃん一人残しては、不安で成仏出来んやろなぁ・・・ マジでね、そう思った・・・ 前にも出棺間際に霊柩車のボンネットが閉まらなくて なかなか出棺できない時があったが・・・ あの時も、今生に未練を残すような故人であった あんな、この残された婆ちゃんが不憫なんやぁ・・・ 認知症出ていてな、婆ちゃんの面倒は爺ちゃんが見てたんや 喪主である長男夫妻と同居だが この長男夫妻が、どうやらフトドキもののようでなぁ・・・ どう見たって、財産目当てで引き取っているとしか思えんのよう 年寄りの介護に疲れ果てて ほっとしてる葬家というものはよくある だがなぁ喪主の長男夫妻、面倒はなんも見てないねんで！ 『婆ちゃんも一緒に逝ってくれないかなぁ』 って腹ん中が、露骨に態度に出てるねん 婆ちゃん・・・寂しいのう・・・ この先、何を拠り所として生きていったらええんやろなぁ・・・ 認知症っていったって、まだ軽い方なんやで 爺ちゃんが逝っちまうの十分把握しており もうな、悲しくてしょうがないようやぁ・・・ 優しい言葉をかけてくれはる親戚に 『ちょいちょい来てね。寂しいから顔見せ来てね』ってすがっておった この喪主夫妻からは、お話なんも伺えなかったが 婆ちゃんに付き添っていた親戚の方から 爺婆のええお話を伺うことができた その僅かなエピソードを膨らまし 婆ちゃんの思いが、爺ちゃんに届くようにと念じながら ナレーションを、喪主夫妻にこれ見よがしに取り入れてやったわい！ でな、以前、綴った謝辞に付いての日記繋がりだが・・・ 当然だが、この喪主の代表挨拶、最低じゃったぁ！！！！ 挨拶なんか、お前がすんなぁって感じだったよ 悲しい心を拾っちまった なんとも寂しいお式でしたん・・・ ☆.｡.:*･ﾟ☆.｡.:*･ﾟ☆♪☆ﾟ･*:.｡.☆ﾟ･*:.｡.☆♪☆.｡.:*･ﾟ☆♪☆.｡.:*･ﾟ☆.｡.:*･ﾟ☆♪☆ﾟ･*:.｡.☆ﾟ･*:.｡.☆ えっとね、もしコメント頂けるなら この喪主夫妻への誹謗中傷は、ナッシングでおねげーしますだ こういうご家庭の状況は、ようあることで、この葬家に限った話ではないのでね 昨日の日記にあえて繋げて紹介したこの葬儀 吾がこの二つの葬儀を通して言いたいことは あんたはんなら、どちらの婆ちゃんの人生を良しと考えまっか？ってこと 最も人それぞれやぁ・・・ 良し悪しを他人がとやかく言う事ではないねんけどね 昨日の婆ちゃんは、送る吾の気持がせつなかっただけで 婆ちゃんは、決して悲しくもせつなくもなかったと思うんや 独りではあっても、自分の思い通りに生きてきた方や 今生になんも未練残さず、あの世からお迎えが来る日を 待ちわびて逝かれた婆ちゃんや むしろ、この愛する爺ちゃんに先立たれた婆ちゃんの方が せつないを通り越して、悲しく寂しく・・・堪らんのではないかと・・・ 家族の中にあって尚、独りより孤独なんてな・・・ これほどの寂しさがあるだろうか・・・ 独りで生き抜いてきた94歳の婆ちゃんには 生き抜いてきた強さがありましたん だが、爺ちゃんに頼りきって生きてきただけのこの婆ちゃんには この先、身内の温かい心根に包まれる事ない限り 生涯、地獄でしょうなぁ・・・  爺ちゃん、死んでも死にきれんわいのう 草葉の陰から見守ってやってな・・・ そう祈らずにはいられない 【2005年の今日】 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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ドーナツ党首@
