午前中に役所に行き、入院は午後からすることにした。会社は解雇されたので、朝から入院しても良かったが、もともとは、会社で二十日締めを入院当日の午前中まで出来るだけ済ませてから、午後に入院する予定だったので、そのままの予定で病院に行った。肋軟骨の骨折もあったので、手術を出刀する院長からの問診にも、きちんと整形外科にも診断してもらっていると伝え、無事に入院出来ることになった。
事務の担当者から病室と院内を案内された。その病室は後から知ったが「安静室」と呼ばれる五人部屋で、切羽流産などの恐れのある患者さんが二人、私のベッドの向かいにいた。看護師が、明日の準備で呼びに来るので、早速、着替えをして下さいと、スリッパと院内着を渡された。ここの病院の入院案内では、下着、術後に使う?ナブキン、洗面道具以外は全て病院から貸し出されるとあった。いろいろ貸してくれる割には、あって当然の備え付けのテレビもなければ、洗面台はあるが、部屋にトイレもついていなくて、少しビックリした。もっとビックリしたのは、その部屋では携帯が自由に使用出来た。お向かいの二人は、当たり前にワンセグを観ていたのだ。私は、着替えて、いらないかもしれなかったが、複数枚持って来たバスタオルとタオルをベッドと枕に敷きながら、看護師を待っていた。そういえば、4月に入院に失敗してから、それまで打っていなかったリュープリン注射を月一で打ってきた。これは、三割負担の保険適用後でも一万円もする高価な注射だ。女性ホルモ
ンを操作するらしいので、人によっては更年期障害のような症状が出る人もいるという。だけど、これを打っている間は、筋腫の成長は止まるというので、また何かトラブルがあって延期になって、筋腫が成長して開腹手術になってしまったらたまらないので、素直に医師に従い、打ってきた。
開腹にはならないよね…。
そう自分に言い聞かせていた時、看護師がやってきた。
最終更新日
2010年07月03日 11時29分10秒