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カテゴリ:歴史散歩
▼謎の神代文字
以前お知らせしたように、今年の天柱石(富山県・平村)の例祭が10月9日の体育の日に開かれます。私も1984年の秋に一度だけ参加、『「竹内文書」の謎を解く』でも紹介しました。その拙著の中では、天柱石に刻まれた「謎の神代文字」の写真を紛失したことになっていましたが、実はこの後、大量のネガフィルムの中から見つけ出し、パソコンに取り込むことに成功しました(ただし、昔のネガなのでかなり色あせていました)。 今日は、その22年前の例祭の模様をお伝えしましょう。主催者は天神人祖一神宮。当時の管長は、竹内巨麿の4男高畠吉邦さんでした。 上の写真は、駐車場から見た天柱石です。この写真では小さく見えますが、実は近づくと、すごく大きな巨石であることがわかります。 次は、駐車場の反対側から見た天柱石。 土台部分から測ると長さ50メートルはあるそうです。 例祭はこの天柱石に登って行われます。 側面に回って、はしごをかけます。 一人だけ岩登りが得意な人がいて、その人がドンドン先に登ってゆき、ロープを下ろします。 私たちはそのロープを頼りに急勾配を登ります。まるで雲に向かって進むようです。 天柱石には、何と木が生えているんですね。 ロープはこうした木にかけられます。 頂上に到着しました。 祠が設置されています。樹木もたくさん茂っています。 荷物を置いて一休み。 下の方には畑が見えます。 駐車場の方を見ると、こんな感じです。 休憩後、例祭が始まります。 まずお供えをします。 五穀豊穣を祈るようです。 吉邦さんが祝詞を上げ始めると、皆も斉唱します。最初は「あいうえおの行」だったように思います。 ちょっとピントがぼけていますが、吉邦さんです。 なつかしいお顔ですが、九年ほど前に吉邦さんはお亡くなりになりました。非常に気さくな方でした。もちろん神事を行うときはガラッと変わります。 その吉邦さんに教えてもらった神代文字。頂上付近の何箇所かに彫られています。 弧や丸や直線が組み合わされた不思議な文字ですね。何と書いてあるのでしょう。 次も不思議な文字ですよ。 超能力者の秋山眞人さんに聞いたら、これは巫女の踊りのポーズではないかと話していました。ちなみに最初の写真の右側の文字は、秋山さんによると、信仰を持つ人が船に乗ってやってきたことを示しているのではないか、とのことでした。 吉邦さんは、世界の始まりと終わり、つまり「あうん」のような文字ではないかと当時話していました。最近彫られた、いたずら書きのような星型の文字もありましたが、上の二つの写真の文字は、明らかにいたずら書きとは違うもののように見えました。 祝詞が終わると、下山します。 おっかなびっくり。 手前の人が吉邦さんです。 最後に天柱石のそばにある「天の真名井」。 その由来については、拙著『不思議な世界の歩き方』の「龍神の話」の中で紹介しましたね。 大きさが分かるように、当時使っていたペンが置かれています。 以上が、22年前の天柱石例祭の写真でした。現在は吉邦さんの息子さんが管長となり、儀式を執り行っていると聞いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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